2010年11月13日

早期リタイアに向かない性格の人

リタイア後の生活を一言で言うなら「謙虚に何でも自分自身でやっていく生活」こう言えるでしょう。

よっぽどの大金持ちは有り余るお金で左団扇の引退ライフを満喫することができると思うけど、
自由な時間を手に入れるために早期リタイアを志す“自由人指向の人々”とは別世界です。

後者リタイアメントの生活は決して裕福でないから、お金を使うのではなく、手に入れた有り余る時間を使って、できるだけ“自分でする”リタイア後の生活に転向しなければならなくなります。
分かり易いリタイアメントのロールモデルは、ふつうの主婦。
彼女達は食事の支度やあと片付け、掃除に洗濯、買い物に井戸端会議、全部参加して自分でやり続ける毎日の生活です。
そういう主婦生活のような生活を、楽しんでやって行ける人がリタイア生活をエンジョイできるのです。

リタイア後は、十中八九は「のんびり好きな趣味をやって・・・」の生活にならないと思います。

私は実際、退職後は主夫に納まって、代わりに今まで外に出たかった妻がパートをするようになりました。

ところが、かつて定年退職した人から聞かされた話では、
退職して仕事が無い生活はとてつもなく居心地が悪いという意見がたくさんありました。
というか、「オレ、退職後は主夫やってて楽しい!」なんて話を言っていた人は一人も居ません。
退職後は楽しくやっているよ!と言っていた人の多くは、嘱託勤務でやっぱり勤めに出ていたり、ボランティア活動にいそしんでいたり、どうもそういう生き方のようです。
これはこれでいいと思いますが、そういうことが出来ないで家に居る人は退屈で地獄みたいです。

嘱託勤務やボランティア活動をすることは、私としてはそれはリタイアでなくてまだ現役の一種、でも本格的に現役というのではないからセミリタイアではないかと思っています。
セミリタイアは私も一番目指したい姿なので、むしろ完全に隠居した人ではなくて、フルタイムで稼ぐをこと目指すのではく、自分の好きなことが仕事になるよう努力はしています。
でもリタイア生活の基本としては、やっぱり“主夫”になることではないでしょうか。

自分の妻である“主婦”が得意でないから今まで出来なかったような家の修繕、ペンキ塗り、車のタイヤ交換、大物ゴミをゴミ処理場に持って行くことや、下水の掃除に物置棚の設置。
こういう男の家事に、主婦から業務移管された炊事と洗濯、掃除に家計簿、こういう家事一式をこなしていくことが楽しい毎日でなければリタイア後の基本生活は成立し難いと思います。

今まで会社の、特に“ひとを使うことに特化していた”管理職だった人は、こういうカルチャー維新を辞める前にトレーニングしておかないと早期リタイア、あるいは定年でもそうですが、リタイア後の生活はシンドくなると思います。
なぜなら、私も含めて管理職だった人は、部下に仕事を割り振ってマネッジすることが主な仕事で、それに慣れきっていましたが、退職後は全部自分ですることが楽しい!と思えなければならないからです。これは例えると現代から原始時代に戻ったようなカルチャーショックがあります。

そういう人は、会社に居るうちから、たとえ管理職でエラくても、コピーは自分でするとか、茶飲み場に溜まった茶碗を洗う、飲み会の幹事をする、掃除の時間は率先してするなどなどこころがけてみたらどうでしょうか。
私の退職前の管理職時代は、なんちゃって管理職だったので“グループ内の働く環境管理者”みたいだったから、部下も居ないで全部自分でやりましたが、それが功を奏したのかもしれないです。
いい歳のオッサンがそうしていると、他のいい歳のオッサンからは煙たがられますが、若者からはやさしい言葉をかけられるので嬉しかったです。

私が作る料理は、家族からイマイチだとあまり評判が良くないですが、そのうち料理の腕も上がるでしょう。

もし、こういう世界に不安を覚えるようであれば、今の仕事を末永く続けられるように工夫するか、定年の無い自分の商売に転向した方がいいかもしれません。
リタイア後の生活は“主夫することが楽しい”と実感できるようでなければ難しいです。

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posted by 大庭夏男 at 11:31| Comment(0) | リタイア後の生活 | 更新情報をチェックする
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