2011年12月30日

マレーシアロングステイセミナーまとめ

2011年12月8日から14日までマレーシアのクアラルンプール(KL)に滞在して、ほんとうにここに長期間住めるのかどうか、自分の感覚で調べてまいりました。
その間の主要な情報ソースは、マレーシア観光省が主催したKL郊外のプトラジャヤで開催されたロングステイセミナーです。
このセミナーの様子は先日12月27日のテレビ東京 ワールドビジネスサテライト(WBS)で、ほんの少し紹介されていて、追跡取材を受けていた人は、テレビの中でも「まだロングステイに踏み切れない」と言っていましたが、私も今回の調査では、同感です。

現地に行って分かったことは、今のマレーシア、特にKLなどの都市であれば、日本より広い部屋を借りて、冬の寒さのない南国で、日本より安い生活費で暮らせる可能性は大きそう、ということです。
しかし実際にロングステイする前に、もう少し現地に精通する必要があると思いました。
そう思った理由は・・・

1.KLにロングステイする住居費用が依然不透明感をぬぐえないから
ロングステイ先にマレーシアを選ぶ大きな理由のひとつが、マレーシアは日本に比べて物価が3分の1と言われ、少ない家計予算で余裕を持って暮らせるから、というものです。
見てきた限りでは、食料品や電気、ガソリン、交通費などは本当に日本の3分の1と見て良さそうです。

課題は住むところです。
住むところ、多分コンドミニアムになると思いますが、立地場所やセキュリティーなどの条件とレンタル費用は、いろいろな話を聞いた様子では、上手に探し当てれば安くて条件の良いところに巡り合いそうです。しかし住み慣れた日本のように「あそこだったら住みやすそうだし、この値段ならOKだ」という具合にピン!ときません。
住む地域の利便性、快適性と費用の相場感覚が見えないと、マレーシア暮らしでは一番コストのかかる居住費の予算がたたないので、それが分かるまでロングステイに踏み切れないと感じています。

2.マレーシアステイして、何を生活の張り合いにするか、まだ見通せないから
ゴルフが生き甲斐だ!とする人はマレーシアはとても良さそうです。テレビ東京のWBSで取材されていた“ゴルフ場の目の前のコンドミニアムの住人”にはKL日本人会でお目にかかりましたが、とても生き生きしていました。

でも、マレーシアでは、ゴルフをする以外に、いったいどのような可能性があるのでしょうか?
ペナンやコタキナバルのリゾートに出かけるのも悪くないですが、それはたまに、のことでしょう。
前述ゴルフのように、その気になったら毎日でもできて、趣味というより生活の一部になるようなことが、マレーシアで何があるか、見通しをつけることがマレーシア行きの前に必要かと思います。

例えば、マレーシアでお店を持つとか、マレーシアで調達したものを日本で販売するとかしたら、ビジネスとしてもいいでしょうね。
私の場合は“街歩き”を何かに活かそうと画策していますが、その街歩きの可能性をロングステイする前に見通せるようになりたいと思っています。

3.いつまでマレーシアの物価が安い状況が続くのだろうか・・・という懸念があるから
「マレーシアの物価は日本の3分の1です」、「マレーシアは周辺の国より治安の良いところです」と言われていることは、今の時点でそうだということです。
特に物価については、マレーシアが今、成長期にあるのと、円高によってもたらされた効果だと思うから、やがてそのスゴイ価格差の利点は薄らぐように思います。
今の物価が1年続くのか、もっと10年くらい続くのかは私には分かりませんが、いざロングステイ!と思ったときには、“日本よりワンランク上の暮らしを日本に居るより安く”という夢が無くなっているかもしれません。

4.住み続けなくても、東南アジアに通い続ける方がいいのではないか・・・という考えがあるから
「面白さ」という視点では、マレーシアにある程度の期間滞在してじっくり現地を体験してまわる、という旅行のスタイルは、3泊4日くらいの観光旅行より旅のインパクトが強いと思います。

会社をリタイヤしたら、長い時間を外国で過ごせるから、長めの「滞在型の旅行」をすることは、資金さえあれば簡単にできるようになります。
今回のセミナー旅行では、ロングステイそのものの他に、「そういえば“観光地を見てまわる式の旅行”でなくて、“外国に滞在して、その地を体験する旅行”するという手があるなぁ!」と気がつきました。ただし1ヶ月滞在でも3ヶ月でも一回行ったら、何もしないで日本に居るより30万円くらい追加予算が要るのですが・・・

ロングステイに力を注ぐマレーシア観光省としては、このような“滞在型の旅行”は、今のところ度外視されているようですが、私に限っては「滞在型の旅行の方に興味が生まれた」というのが実感です。
来年の後半には、再度マレーシアを訪れて、こんどはブキビンタンの買い物だけでなく、バスに乗ったり、KL以外の小都市も行ってみたいと思います。


ただ、マレーシアロングステイは、海外に居ながらにして生活費を日本より少なくできる、という効果がすごく大きいから、この利点があまり薄らがない内に、実際にロングステイを予定するか、もうそれは選択肢から外すか、決めようと思います。


<関係する同じ管理人のブログ>
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http://malaysia-kl.seesaa.net/

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この記事へのコメント
 前職では多くの人間が海外勤務をしていました。その中でうまくやっていたものは
①奥さんと暇を見つければゴルフ、スキー、マリンスポーツにでかける
②オペラやブランドショッピング、高級レストランに夫婦で出かける
等夫婦で一緒に行動していた家族でした。また、メイドや運転手付きが多かったので上手くマネジメントすることも大切です。いわば彼らを顎で使える人ですね。
 また、退職後に彼の地でやること(それが日本より遥かに低コストで)が多い人にはロングスティは魅力的です。
 逆に日本で賃貸ではなく自宅にいることが多く、もっぱらTVかPCたまの外出は図書館。買い物は不揃い野菜OK、賞味期限切れ寸前、訳あり商品問題なしという人にはコスト的にはあまり海外も関係ありません。
 私はロングスティは
  ①わが国に生活の拠点がない(希望するところに自宅がなく賃貸では高すぎる)
  ②日本では金の掛かる趣味がある
  ③都会が好き
  ④夫婦揃って健康
な人には良いのかもと思います。私自身は一人旅のバックパックで一箇所を1週間程度で放浪するほうが好きですが。
Posted by 川ちゃん at 2011年12月31日 13:21
私はこの年末に中東のある国でバカンスをしていましたが、トマト1箱が50円だそうです。生活を安くしたいのであれば、その国の言語を覚えて同じ生活をすればよい。

最初は失敗するのが当たり前でそのことのコストを織り込む必要がある。一度きりの人生を日本で穏やかに暮らすのと、人生の二毛作を考えてあえて海外で暮らしてみる。

人生いろいろな考え方があるでしょう。
Posted by aa at 2011年12月31日 19:04
川ちゃん さん

あけまして、おめでとうございます。

>買い物は不揃い野菜OK、賞味期限切れ寸前、訳あり商品問題なしという人にはコスト的にはあまり海外も・・・
これは確かにそう思います。日本でも安いものはトコトン安くて、そういうものを買うノウハウがあれば「物価が安いから」というだけではロングステイに踏み切っても「こんなハズでは・・・」と思うかもしれないですね。
海外だからこそやれそうな事があるといいのですが。
Posted by 大庭夏男 at 2012年01月01日 13:43
aaさん

あけまして、おめでとうございます。

>生活を安くしたいのであれば、その国の言語を覚えて同じ生活をすればよい。
このスタイルの暮らし方をしている人は、少なくても今回のマレーシアロングステイセミナーでは出て来ませんでした。
みなさん、居住空間については羨ましいくらい広い家に住んでいるようでした。

ただ、セミナー参加者が以前にタイかどこかで出会った日本人は、aaさんが言うような“現地人と同じ暮らし”をしている人だったそうです。
海外版の田舎暮らしという選択肢も確かにありそうですね。

でも、海外ステイするなら、多少なりともその国の言葉を覚えた方が良さそうだ、ということは、今回の短いツアーでも実感しました。
Posted by 大庭夏男 at 2012年01月01日 13:53
実はクアラルンプールに行って気付いたことは、私が今住んでるド田舎の方が物価が安く、生活しやすい(爆)ということです。
真鯛も一匹198円で三人分取れるし成分無調整牛乳1ℓ\138だし、かけ流し露天風呂と大広間でゴロ寝一日マッタリして計¥300は捨てがたい・・
あと旦那も私も協力しあってパートで働ければ私らみたいに年金月に7~8万でも何とかなるのかしら・・・



でもやっぱKLみたいな都会に一生に一度は住んでみたいや・・・(超田舎もんです)

完璧でなくとも海外ステイ先の言語を覚える・・・
は非常に重要なことですね。

なんか貧乏でもワクワクするわ^^





Posted by なな at 2012年01月09日 22:58
わー!!
日本の物価も結構やるもんですね!
真鯛が198円ですか!

かけ流し・・・とは書いてないけど、ウチの近くにも温泉あるけど、850円だからねぇ・・・おまけに3時間までの時間限定。

私は思うのですが、マレーシアの物価が今あんなに安いのは、今だからなのでしょう。
もう何年かしたら、現地物価は上がり、円安になり、で相当に物価効果は薄まるかも??

でも安い間に行っておくのはチャンスであることに間違いないから、マレーシア通いするのは今しかないのかと・・・思っています。
Posted by 大庭夏男 at 2012年01月10日 10:52
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