2014年03月02日

マレーシア コタキナバル リタイア後ステイの可能性

2月後半、マレーシアのボルネオ島北東にある都市、コタキナバルへ旅行しました。この旅行の目的は日本の寒さがら逃れることと、もしかしてコタキナバルに旅行というよりは長く滞在できる何か魅力はないのか?と探るつもりがありました。

結果的に、私の場合は妻の意見を重たく受け止めて?コタキナバルより同じマレーシアのペナン島の方がベターだと結論しました。でもペナンには無いコタキナバルの魅力も見つかりましたので、観光ではなく“ステイする場所”として分類してまとめてみました。

1.当然ながら“冬が無い”ので日本の冬の寒さが嫌いな人にマレーシアはかなり居心地がいい
ペナンもコタキナバルも緯度は同じぐらいなので気温も似ていますが、どちらかと言うとコタキナバルの方が気候はマイルドでした。去年ペナンに1月末に旅行した際には熱中症になるかと思いましたがコタキナバルはそこまでではありませんでした。現地ガイドの人はほぼ毎日どこかの時間帯に雨になる、と言っていましたが、そうたくさん降ることもなく、蒸し暑さもそう感じず、夜はホテルのエアコンを止めて寝ました。
私の妻は日本の冬の寒さが特に嫌いで、毎年冬は体調を崩し、機嫌も最悪になりますが、コタキナバルに行っている間はご機嫌。私は荷を降ろしたような「やれやれ」感に浸ることができ、できるなら毎年寒さのピークを迎える1月後半から3月初旬ぐらいの間は暖かい場所に避寒できれば最高だな!と、その候補地を探しす旅をこれからもします。

私は、冬に日本で自宅暮らしすると暖房費のため電気代や燃料費が他の季節より3万円弱増えてしまいます。それと食費やガソリン代、日用品などは日本に居なければ使いませんから冬に旅行したら月に6万円ぐらいは家計から旅費に予算を移しても家計に響かない計算になるます。だから冬は暖かい地方に旅行する季節としてもコスト的にチャンスになります。来年もぜひこの戦術を活かしてどこか別の候補地を探します。

2.コタキナバルはマリンスポーツなどをする人には滞在地として向いているかも
私の場合はマリンスポーツは(今のところ)やりません。キナバル山もありますが、最近は山もやらないで、街歩きばかりに熱中しています。そういう街歩き派にはコタキナバルの街はペナンと比べてやや魅力が不足。コタキナバルにはペナンのような味わいのある古き良きダウンタウンの街並みが少ないです。

コタキナバルにはショッピングモールがけっこう密集していて、バティックなどの洋服生地などはかなり目を見張るものがありますが、私はもうショッピングは興味が無くなりました。買い物しようと街を徘徊してもあまり食指を動かされるモノがヒットしません。そうなると街の風情を鑑賞したり、いにしえの匂いの感じられるたたずまいのお店や古民家などに向かいたいのですが、そういうものがコタキナバルはペナンより少ないです。

なので市街でステイするより車で30分から1時間離れるとキレイな海岸や島に行けるそうだから(行ってきた別の旅行者が言ってました)そんな場所に宿泊場所を構えた方がいいのかもしれない、と思いました。

3.B級グルメの味はペナンの方がいいかも
私はマレーシアのナシゴレン(焼き飯)が大好きで、クアラルンプールとペナンでむさぼるように食べました。今回のコタキナバルでも食べらて良かったのですが、なんとなく薄味というか、うまいマズイではなくて、日本で言うところの関東風と関西風との違いのような味の差を感じました。ペナンの方が味が濃い感じです。
そうは言ってもコタキナバルのB級グルメの味も私の口には合い、体重が増えて帰ってきました。コタキナバルでは、そこが漁港だから海鮮料理が充実していて美味かったです。ただ海鮮はマレーシア料理としてはちょっと値段が高いし、「麺」を注文するとなぜか焼きそばとなって出てくる場合がデフォルトオプションのようで、しかもそれが油濃くて胃に負担を強いるのがちょっとシンドイところでした。

4.物価はクアラルンプールと同じかちょっと高め
現地ガイドの人が「マレー半島より1から2リンギット値段が高いですよ」と言っていました。まあ10リンギットの相場がこちらでは12リンギットで売られているような印象は確かに感じ、例えばペナンでは一桁リンギットのTシャツが売られていたのを見た、と妻が言っていましたが、コタキナバルではほぼTシャツの最低価格は10リンギットでした。現地人専用みたいな市場を除き、スーパーマーケットでの食料品も概してそんな感じ。東南アジアではインフレ率が3%ぐらいあるようなので、去年のペナンとは比較できないけれど、少し高めではあるかという印象があります。マックのソフトクリームもペナンが1.05に対しコタキナバルは1.5リンギットで売られていました。

一方、ロングステイヤーが借りるコンドミニアムは、一般的相場までなかなか分かりませんが3部屋ぐらいで月に3千リンギットという物件は外観だけガイドが案内してくれました。海が目の前に見える小高い丘の上にあって、車は必需です。
Kota Kinabalu14030202.JPG

ロングより短いステイ、たとえば私が画策する冬季避寒滞在みたいな1ヵ月単位で滞在するとなると台所のついたホテルみたいなサービスアパートメントが最適です。これもガイドが案内してくれました。ワンルームあるいは二部屋あるタイプで月に2500リンギット程度で借りられるみたい、という情報は掴みましたが、どうも部屋を借りるにはネットではダメで、現地窓口で予約しなければならない、とフロントで言われました。もっとよく事情を聞こうと思ってその窓口に行きましたが、すごい混雑。調査を断念しました。
プロムナードアパートメント(http://www.promenadeapartment.com.my/)というところがそれです。
Kota Kinabalu14030203.JPG

5.コタキナバルには日本語対応の病院は無いもよう
クラルンプールとペナンには日本人医療関係者もしくは日本語通訳対応の病院がありましたが、コタキナバルでは現地ガイドいわく「そのような病院は聞いたことがない」のだそうです。日常会話を英語でできたとしても、病状を正確に医者に伝えることは難しいだろう、と私は思うのでこの点でペナンもしくはKL(クアラルンプール)の方が勝っています。
Kota Kinabalu14030201.JPG

病院もガイドしてくれましたが、「体のどこかが具合悪い」という場合はコタキナバル市内にある公立のクイーンエリザベス病院に行って診断されなければその後の診察がうまくつながりにくいようです。その病院はペナンで見た「ペナン州立病院」と同様でインターンの医師がまず患者をおおまかに診断して、これは手におえないとなったら次の第二病院あるいは専門病院に回というやり方・・・。英語がかなり喋れないと病気になったときの対応がちょいと大変なのかも。そんな印象を持ちました。

6.コタキナバル市民の“人当りの良さ”はKLよりもペナンよりも上かも
過日記事に書いたように、お店に行ったら、あるいはホテルでスタッフとすれちがうとき「ニッコリ微笑んでくれる」という好感度は、私はコタキナバルがかなりいい!と感じました。
ペナンではレストランでナシゴレンを注文したとき、店員さんの態度は『なんか機嫌悪いんかなぁ』という感じを受けることがありましたが、コタキナバルではかなりフレンドリー。例外は多いけど、フレンドリーな人が多いというのは滞在して楽しくなる要素としてデカイです。

総括すると、私の場合の冬季避寒滞在は、マレーシア内では今のところコタキナバルではなくペナンがコタキナバルよりまだ僅差で最有力候補地です。
ただ人によってはマリンスポーツが好きな人、街から離れた場所の方がいい人はコタキナバルは捨てがたいと思います。ペナンではマリンスポーツは海水浴程度しかできません。成田からならコタキナバルまで直行便があるのも便利。私ももし海に目覚めることがあればもう一回調査しにコタキナバルに来るでしょう。

コタキナバルの詳細記事は別ブログにアップしていきますので、もしご興味があればこちらからお入りください。
↓↓↓
http://malaysia-kl.seesaa.net/category/22261200-1.html

SponsoredLink

この記事へのコメント
今花粉症真っ只中です。
私も行けるものなら2月の終わりから4月の初めまで南の島にでも避難したい。
寒いのは着れば良いし、部屋に暖房を付ければよいのですが、花粉だけはどうにもなりません。
物価が安く治安が良く花粉のない海外に行きたいですわホント。
Posted by バッタモン at 2014年03月02日 22:00
コタキナバルのことなど、興味深く拝見しました。
当方、マレーシア在住ですが、日本ロングステイを計画中です。
ハウススワップしませんか?メールいただけたら嬉しいです。
Posted by Pumpkin at 2014年03月03日 03:58
バッタモンさん、

私はロングステイにもはや興味はなくなりましたが、避寒滞在は実用的だと考えています。冬はおっしゃるように日本では花粉症が出るので、そういう意味でも暖かい海外はいいですね。
Posted by 大庭夏男 at 2014年03月03日 11:11
Pumpkinさん、

せっかくのご提案ですが、私の家族は保守的で自宅をたとえ親戚であっても自宅をスワップすることについては受け入れられないと以前から言っています。
自分の財産である自分の家に自分達家族以外の他の人が入るということが受け入れられないのですね。
なので残念ながらハウススワップはいたしませんので悪しからず。
Posted by 大庭夏男 at 2014年03月03日 11:17
大庭さま、ハウススワップのこと、了解しました。私たちは、40代後半の夫婦で、この夏に退職し、そのまま、クアラルンプールに住む予定です。KLにいらっしゃることがあれば、お声をお掛けください。よろしかったら、お茶でもお食事でも。。。
Posted by Pumpkin at 2014年03月03日 13:07
Pumpkinさん、

ありがとうございます。
Posted by 大庭夏男 at 2014年03月03日 16:59
 日本では億単位のお金が無いと、アーリーリタイヤ出来ない、というかやりたくないという人が多数派ですが、タイでは数百万円くらいの持ち金でアーリーリタイヤしてる人がゴロゴロいるらしいです。
 マレーシアではアーリーリタイヤしてる人はどんな感じでしょうか?特にアーリーリタイヤーに対する世間の目に興味あります。
Posted by 有車輪 at 2014年03月04日 00:38
有車輪さんの
>日本では億単位のお金が無いと、アーリーリタイヤ出来ない、というかやりたくないという人が多数派ですが、タイでは数百万円くらいの持ち金でアーリーリタイヤしてる人がゴロゴロいるらしいです。

大変興味があります。そんな方は毎月の原資は何でくらしてあるのでしょうか?株なのかなあ?

大庭さん
私も奥様同様、ペナンが気に入りました。
考えてみたら今の日本の生活は水も家賃もタダ!物価は安いし野菜も肉も地場産で農家が自分達が食べる用に無農薬で作ったようなものが安価に手に入るし、庭でも作れる。源泉露天風呂も200円から入れます。コスパが非常に良いので、一年中マレーシアにロングステイするよりも年に2ヶ月とかのほうが、2ヶ月ホテル暮らしだとしても年間のマレーシア家賃より安上がりですね

Pumpkin さんの書かれてあるハウススワップが普及するとこれもまた素敵ですね。
出来れば自分達が海外に居る間に採れた庭の野菜は食べておいて欲しい(笑)
今は同居の年寄りを抱えて思い通り身動きできませんが、将来的にはこれやってみたいですね。








Posted by ななし at 2014年03月04日 09:26
>大変興味があります。そんな方は毎月の原資は何でくらしてあるのでしょうか?株なのかなあ?

 やはり株やFXもしくはアフィリエイト等  ネットで稼げるものが多いらしいです。 

 タイでは、月額10万円くらいでも普通に生活できるのと、アーリーリタイヤーが多いのでセミリタイヤのハードルが低そうですね。
Posted by 有車輪 at 2014年03月04日 22:13
ハウススワップに興味がおありの方がおられたので、ちょっと勇気が出たので、コメントさせてくださいね。私たちがアーリーリタイアできる大きな(ですがちょっと悲しい)理由は、子供がいないこと、そして共働きであったことです。マレーシアに転勤になり、マレーシアでならば早期退職可能とシミュレーションできました。日本ご在住の、ロングステイやお試しステイご希望の方と、ハウススワップできたら、同好の友人が増えるし、お互い助かるなあと考えています。かと言って、全く存じ上げない方というのも気になるなあというところです。大庭さまのブログを読ませていただき、感心することが多かったので、お声をお掛けいたしました。コタキナバルと直接関係ないことですみません。
Posted by Pumpkin at 2014年03月05日 00:01
 歳になると冬の寒さがこたえます。特に通勤はたまりません。またゴールデンウィーク迄は花粉症に悩まされます。その時期はリタイア者が羨ましいですね。

 私はリタイア後の海外リゾートといえばハワイしか頭になかったのですが今後は東南アジアも視野に入れたいと思います。

 但し妻は日本大好き、自宅愛好家ですので、やはり単身滞在となりそうです。それも悪くなさそうです。かつてのセミリタ時代は我が国のリゾート地で単身滞在しておりましたが、まだ定住者は少なく、季節外れの時はゴーストタウンでした。人混みが好きな私は、日本では熱海、京都、箱根、軽井沢辺りなら許容範囲です。

 リタイアしたら冬から早春は海外リゾート、春は京都、夏は軽井沢、秋は箱根、合間に熱海で花火というのも良いかなと思います。子供たちも使うので、軽井沢や熱海にリゾマンを購入しても良いかもしれません。
 
 リタイアは平凡な日常に埋没してしまいそうなので、適当に動いて非日常性を上手く取り入れたいものです。
Posted by 川ちゃん at 2014年03月05日 22:57
有車輪様
>やはり株やFXもしくはアフィリエイト等  ネットで稼げるものが多いらしいです

そうなんですね。
ネットで稼げるからアリリタという選択肢も自然と生まれてきたのでしょうね。
私なんかが、アリリタする為にFxや株を今から勉強するとかでは能力以上の事に取り組む事でもあるし、本末転倒になり、失敗が目に見えそうです。

Pumpkin様
ハウススワップという事はPumpkin様は日本の家(拠点)は全て引き上げてでのマレーシアに在住でいらっしゃるのでしょうか?

①海外に移住したけどたまには日本に帰って思いっきり日本を満喫したい
②日本に飽きた~!一度ぐらい環境を変えて海外で数ヶ月過ごしでみたい

こういう人って実は多いのではないでしょうか?なんかリンクしそうです^^

大場さんのおっしゃるように
>自分の財産である自分の家に自分達家族以外の他の人が入るということが受け入れられないのですね
・・という気持ちも凄く判ります。
家そのものもそうだけど、子供がいつでも帰ってこれる家族としての空間の家も重要ですものね

心の財産も含めて、財産のなかで「家」が占める割合や執着やこだわりが大きければ大きいほど、その傾向は強くなるかも知れませんね。

そういうこと考えると震災などで家族を含め全てを失っていまだに仮設住宅暮らしを強いられている方々の空虚感は計り知れないものですね












Posted by ななし at 2014年03月06日 11:58
フィリピンはどうですか?英語が通じますし、食べものも美味い、遊ぶとこもあります。シンガは物価は高いけど安全て清潔ですよ。僕は英語が公用語である事が条件なのです。
Posted by 通勤快速 at 2014年03月06日 20:56
有車輪さん、
株はNISAが開始されたので低コストで稼げるかも?しれませんね。しかしFXは私は「手軽だし」と思いましたが今後あまりやらないかもです。
理由はFXの場合は特定口座が持てないので収益を確定申告することになります。そうなると雑所得になるから事業のような経費計上はFXではまずできません。すると儲けた分がそのまま所得になり、所得税+住民税+国民健康保険料がアップされてしまう“節約しにくさ”があるのですね。
なので、私は今年のFXはたぶん休止するでしょう。

ななしさん、
そうですか!ペナンが気に入りましたか!
同じ感覚とは楽しいですね!
でも私は次にペナン行きするのは再来年ぐらいになってしまうでしょう。
今年は6月に大枚はたいてドイツ行きする予定なのでその後しばらくお小遣い稼ぎしなきゃならないです。

Pumpkinさん、
ハウススワップは新鮮アイデアだと思います。うまく軌道に乗ることを願っております。

川ちゃんさん、
私は京都の街まで1時間ぐらいのところに住んでいますので、寒くなくクソ暑くない季節はブログ取材のために京都街歩きします。京都は街全部が観光地なのでリタイアメントの私がブラブラ歩いていても、観光客もブラブラ歩いているから“保護色”になります。目立ちませんから居心地最高ですね。

通勤快速さん、
フィリピン!どうなんでしょうね。私も気になります。日本から近いし、セブ島などはかなり風光明媚でリゾート地だと聞くけど台風で被害出ましたね。治安と衛生具合も周辺他国に比べてどうなのか?私も実態を知りたいですね。
Posted by 大庭夏男 at 2014年03月07日 13:33
ななしさま
お返事が遅れました。
はい、両親の実家はありますが、私たちの拠点は日本にはありません。マレーシアに来る前は、仕事の関係でヨーロッパに住んでおりました。
日本に住むのが夢ですが、マレーシアならば、アーリーリタイアできるので、マレーシアに住むことに今のところ決めています。
エアアジアなどの安い時期を利用して、できれば、毎年、日本に、1ー2ヶ月のステイをしたいと思い、ハウススワップの可能性を探しています。
Posted by Pumpkin at 2014年03月08日 11:23
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック


大庭夏男の著作


アーリーリタイヤを果たすためには、会社員時代に極力稼げる働き方をすることが大事です。力を発揮できる部署、給料の上がる職種、スキルが磨ける新しい職場、そのような新天地に単身赴任してでも異動することは利点があります。しかし単身赴任にはデメリットもつきもの。筆者が9年間経験した単身赴任のノウハウをまとめました。

<PHP研究所が内容紹介するページへのリンク>

紙の本につきましては品切れのため、電子書籍のみ購入いただけます。

大庭夏男のeBook


リタイヤメントのための知的生活

by 大庭夏男 【350 yen】
forkN


セミリタイヤになるために

by 大庭夏男 【350 yen】
forkN


サラリーマンからリタイヤする手順(実践編 その2) ~リタイヤ志願者がするシミュレーションとは~

by 大庭夏男 【350 yen】
forkN


サラリーマンからリタイヤする手順(実践編 その1) ~いくらあったらリタイヤできる?~

by 大庭夏男 【350 yen】
forkN


サラリーマンからリタイヤする手順

by 大庭夏男 【無料図書】
forkN