2016年02月04日

清原氏のインタビューやブログから類推できる「自分のリタイア後の心境」

昨日はどのニュースでも清原氏の事件を報じられていました。
そのいくつかでは過去にNHKが取材したとき清原氏の口から語られたとされる内容と、最近のブログに書き込まれた内容とを紹介しているのを聞き、彼のプロ野球選手引退と1、サラリーマンが会社生活からリタイアするときの心境に共通項があると感じました。

清原氏の起こした事件の直接的内容ではなく、
彼のインタビューとブログに語られた内容を「参考」にするには、このように見たらどうか?
今日の記事は私が気づいた「引退」の身構え方について書くことにします。

主な視点は、サラリーマンリタイアについて
自分で準備できることと、どうしようもないことがある、ということです。

1.長年勤めた会社を初めて辞めたときは、清原氏がNHKに語ったこととたいへん似た気分になる
清原氏が以前NHKに語った内容は、下のリンク先で読むことができます。
↓↓↓
清原氏がNHKの取材で語った内容

このリンク先にある記述の中の「野球」という文字を「会社」に読み替えて会社を辞めたサラリーマンを想像してみて欲しい。
会社を辞めたら一日をどう過ごしていいのか分からない、
会社を辞めたら心に穴があいたようで、
会社を辞めたら何も戦うことがなくなる、それでお酒飲んでばかり、
会社を辞めたら何もすることがなくなって、毎日庭をみているばかり、
多くの「引退した者が初めて気づく会社勤める大きな意義」をこの記事から類推することができるでしょう。

なぜこうなるのか?
今まで真剣に、一途にやってきた、この道しか無い、と信じていたことが引退を境に消えたような気分になるからです。

2.エリート意識が残ったまま会社をリタイアすると葛藤が強い
清原氏は自分の名前を背負っていく辛さを語っています。彼はまさしくプロ野球界のエリートだったので、引退後もそれを保持しなけらばならない理由があったのでしょう。
私は非エリートだったので、エリート世界は想像するしか手がありませんが、エリートサラリーマンもきっと同様な葛藤を感じて引退後に葛藤するのかもしれません。

3.リタイア後生活が苦しいと、そこから逃れることばかり考えるようになる
清原氏は引退後に野球解説者やタレントに転向したのかとばかり思っていましたが、実はうまく転向できていなかったようです。選手に拘っていて、選手でない野球関係の仕事をすることを苦しいと思っていたのでしょう。
引退してプロ野球選手は「おしまい」にしたんだから、その卓越した知識や豊富な経験を生かし、解説者や用具の開発改良に可能性を見つけたらよさそうなのに・・・と私は思ってしまいますが、サラリーマンも同様に、辞めても今までと同じ仕事や立場に拘る人は、そう珍しくはないかもしれません。

4.上述のことはサラリーマンの場合、やり方によっては回避のための準備ができると、私は思う
プロスポーツ界で違うスポーツにプロを変えることは珍事ですが、サラリーマンは職業が変わることは珍しくありません。以前は営業マンだった人がITエンジニアに変わることがけっこうあります。
こういうプロの転向をすると、自分は「これしか無いんだ」という勘違いを是正することができます。「けっこういろんな事ができるじゃん!」こういう良い意味でマルチ人間が育ちます。
逆にそれは専門性を低下させ「あいつはいろいろ知ってはいるが、どれもこれも底が浅い」などと言われるようになりエリートの道から外れることになりますが、実はこれはメリットの方が多いです。
専門性が浅くなっても多岐にわたって経験や興味対象が多い方が「つぶしが効く」ことに他なりませんので、たとえば転職しても新しい職場に適応することが簡単になり、リタイアしてもそこで新しい興味対象を発見できることになります。

だから会社生活で「先が見えてきた」と感じた時期に、今までの専門性に近くて、多少違う別のプロに転向することは、リタイアを視野に入れても是非現役時代にやっておきたい処世術ではないでしょうか。
私の場合、以前は機械の開発や生産技術が専門でしたが、そこから製品開発や製造を扱うITの仕事に転向しました。将来自分で起業するとしたらIT知識は欠かせないだろうと思ったからです。結局起業らしい起業はせず、セミリタイアで「ゆるい起業」しましたが、ブログ書くにもITは役立ちました。

5.自分では、どうしようもないこと、がある
清原氏のブログで、飲食店に入ってきた客に指をさされて笑われた瞬間ブチ切れて、我慢していたが気がついたら灰皿を叩き割っていた、というようなことをテレビのニュース番組で報道していました。
彼は自分の性格をよく承知していて、ブチ切れることはしたくない意識が高いにもかかわらず、他人に笑われても平気でいられるようになれなかったのでしょう。
人の性格は変えられません。

リタイアして楽しい生活を送る要素のひとつに、私は性格が強く関係していると思います。
強いて言うなら、他人から恨まれるような悪事をしない範囲で、自分が良ければそれで良い、と心底思って行動できる性格でないとリタイア後の自由な生活を楽しむことは困難でしょう。いつも周囲の人に自分がどう思われているか、もしかしたら自分は負け組ではないのか、このような他人を気にする性格はリタイア生活を楽しむのに不向きです。しかもこれは変えることはできません。

なのでもし、自分がリタイア生活が不向きな性格だと分かったら、たとえお金に恵まれていてもどこかに勤めて働き続けることに努力する方がマシだと思われます。再就職先で慣れない会社で、新しい仕事をするのはたいへんですが、リタイア生活不向きな人は、まだその方が幸せです。それは上述のNHKのニュース内容に書かれた清原氏の引退後の心境を読めばよく分かると思います。

6.リタイア生活を楽しむには、お金だけの問題ではない
清原氏の報道には引退後の生活費については何ら触れられていません。
間違いなく彼はリッチな暮らしをしていて、お金に困るようなことは全く無かったからでしょう。でも引退後は辛くて仕方が無かった。
もちろん、彼は引退しても困らないだけの資金があったので引退できたわけですから、引退後の生活費を確保することはリタイア前に行っておかなければならない必須項目です。

だけどそれだけでは極めて不十分で、リタイア後生活を楽しむために求められる自分の性格を見極めることと、現役時代に拘らずにたくさんの興味を引き続き追いかけられるマルチ人間に自分を持って行くことがリタイア準備として必要になることなのです。
タグ:清原

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posted by 大庭夏男 at 15:22| Comment(3) | TrackBack(0) | リタイア後の心境 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めて清原と会ったのは20年以上前の銀座のクラブです。30歳前の彼はとても元気で「きよはらロック」というお酒を飲んでいました。彼の周囲は野球人脈+α何人かいました、が私の取り巻きははべつの意味で多くて「あなたも気を付けないと将来苦労する」といったのを覚えています。 身長は私と同じくらいなのですが彼はすでにデブ化していたように思います。
 
 今思い出したのはその銀座のクラブの女の子の別嬪さです。何人かはその後芸能人となりましたが本当にきれいな子は当時の大金持ちに囲われていました。バブルの頃の銀座は別世界でした。
Posted by 川ちゃん at 2016年02月07日 21:29
川ちゃんさん、

私は銀座のクラブとはついに一度も縁無く終わりましたので、川ちゃんさんのコメントはまさに別世界です。
20年前の私はというと、ちょうどその頃から「いつかは会社を辞めるぞ」と思い立った時期でもあり、家のローンの繰り上げ返済と個人年金保険料の重い支払いのために節約生活を開始した時期でした。なので外に飲みに行くのは居酒屋がせいぜいで、
しかし外国人ボスの部署に異動したため、ときどき彼の自宅のホームパーティーに招かれるときがあり、これはこれで別世界体験できました。
Posted by 大庭夏男 at 2016年02月08日 12:08
興味はないでしょうが「きよはらロック」とは
裕次郎(物まね芸能人)が持っているようなブランデーグラスに
クラシャーアイス洗面器分+ドンペリ2本分+卵の黄身3個=50万円
を一気に飲むというものでした。
清原に言われるままに私は飲みましたが、肝心の本人は30歳前にかかわらず
飲まなかったですね。
もちろん支払いは清原でしたが、少々酔った私におびえていたのを思い出します。
Posted by 川ちゃん at 2016年02月14日 22:24
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