2016年09月07日

なぜ今頃「モーレツ社員」が出てくるの?

安倍総理大臣は、「働き方改革実現推進室」というプロジェクトチーム結成式?で、集まったみんなに、「モーレツ社員の考え方が否定される日本にしていきたい」と言ったそうです。

私はこの議論が「ケシカラン」とか「いや、ケシカる」と言うつもりはありませんが、もう絶滅してしまったかと思っていた「モーレツ社員」がどんなものであるかに興味を持ちました。モーレツ社員が現存しているなら「モーレツ セミリタイアメント」があってもいいのではないかと・・・。

1.「モーレツに働く」という思想が今も影に隠れてある(らしい)
過日、町内会の雑談で「アタシは今でも働いているよ~」と言っているオバサマに出会いました。何歳か未確認ですが確実に私より年上の風貌で、ということはまず間違いなく60歳を超えて、たぶん65歳前後なのでしょう。そのオバサマに「いつも何してるの?」と話題を振られ・・・「これこれしかじか・・・要するに俗に言うセミリタイアメントです」と大庭夏男像を説明したら・・・
「アカン!あかんはそれ!だいたい女房に働かせて自分は家に居て、そんなのアカンわ!」
と急にトーンがアップしたもんだから、
「いえいえ、妻が働いて稼ぐお金はぜーんぶ妻のお小遣い。私も家に居てネットビジネスと株で自分のお小遣い稼ぎしてるんですよ」と更に説明しましたが、
「アカン!男はいくつになっても働きに出て家族を支えな男やないやろ」
こんなこと言うのです。

これを要約すると、男を名乗るなら毎日働きに出て稼いで帰ってこなきゃアカンと。

こういう価値観が実際に世の中にあり・・・
なぜなら私が「・・・セミリタイアです」と、実際に(多くはないけど)毎年収入を上げているのに、それじゃあアカン、もっと仕事ゆうのは仕事らしく厳しく働かにゃあかんわ、と、たちどころに普通のオバサマの口から「男はかくあるべき」と錦の御旗のような価値観が飛び出すのだから、きっとこりゃ日本全国津々浦々に普及しているニッポン男子のありかた、みたいなものだろうと直感しました。

これと違うけど、伝統的な価値観は消えたように見えて、実際は消えていなくて・・・
私よりかなり若い年代の人も「長男なんだから」と、自分の兄を長男らしい行動をとらないことへのグチを飲み会で吐いていました。私も長男ですが「長男制度は昔に無くなったのに・・・」と思って聞いていましたが、モーレツ社員も長男も、今でも現存する男のあり方になっていると思います。

2.これとは別に「モーレツ」って他人からそう見えているだけのことではないかと?
前前職の職場にはそのような「モーレツ社員」に見える人がたまにいました。彼らは朝から夜遅くまで一心不乱に仕事していました。
嫌々残業している人は夜遅くまで仕事していてもモーレツには見えません。
モーレツ社員は、仕事が面白くて楽しくて仕方が無くて、家になんか帰っている場合じゃないと、傍から見てもそう分かるような仕事への態度をしている人達です。

こういう「仕事が大好きで大好きでしょーがない人」につき合わされている部下とか同僚が迷惑しているのは、口には出さないけど事実のようで、有能な管理職の人でさえ飲み会ではストレートに口に出さなくとも、それと分かるモーレツ社員への舌打ちをするのでした。

私は他人にこのような迷惑を及ぼすモーレツ社員こそ問題な現象だと思いますが、仕事が面白くて楽しくて仕方が無いこと自体はちっとも問題ではなく、むしろ歓迎すべきだと考えます。

おそらく・・・
世にいうブラック企業の中の「長時間労働型ブラック」は、トップがこのタイプの人間で『自分は仕事が面白くて楽しくて仕方が無いから、みんなもきっとそうだろう』意識があるのだと想像します。なので従業員はそれにつき合わされて長時間労働を強いられる。こんな構図があるんじゃないのかなぁ?

3.モーレツ セミリタイアメント
上のふたつから類推すると「モーレツ セミリタイアメント」っていう暮らし方があると思います。オーストラリアなんかでは信じられないぐらい広大な土地で自給自足に近い生活をしている人がいるらしいですが、傍から見ればこれはモーレツ セミリタイアメントなのかもしれないです。本人さんはそういう暮らしが好きで好きでたまらんので、そこから「お金」があまりたくさん転がり込まなくてもいいわけで、でも毎日毎日広大な畑で農作業でき、幸せを噛みしめているのでしょう。

それを眺めたご近所さんは「あの人はモーレツ セミリタイアメントねぇ」と思っても不思議ではない?ものと思われます。

だけどこういう「モーレツ」か「モーレツでない」かは他人が見て判断しなければ決められません。「自称モーレツ」というのはありません。

なので大庭夏男式のネットビジネス+株式トレードによるセミリタイアでは、自宅の部屋の中でそういう活動をしているから日の目を見ないので、決して世間様から「大庭夏男はモーレツ セミリタイアメント」と称されることはありません。

でも・・・
ネットビジネスのブログアフィリエイトは、もうかれこれアーリーリタイアしてから7年間、毎日毎日、辛いとか、もうヤメちゃおうかなぁ、などと思わずに続いているので、これは上述モーレツ社員同様の「好きで楽しくて止められない」のです。

だから・・・
大庭夏男は自称モーレツセミリタイアメント。
ただし人さまには「俺を同じことしろ」なんて言って迷惑かけません。

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posted by 大庭夏男 at 11:56| Comment(2) | TrackBack(0) | リタイア後の心境 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
62歳で定年まで3年を残してセミリタイアしましたが、あまり文句は言われません。
これは、孫の存在が大きい。リタイアの免罪符ですね。ちゃんとやってきたという。
60代で親の介護がなく、孫もいなくてリタイアするとそのおばさんのように言われてしまいます。
孫がいないと、「60歳にもなって子供をちゃんと育てていないからよ!」ってなもんです。
一応王道(?)を歩いてくると世間の目もそんなに厳しくないですね。
私はあまり周りの評判は気にしない方でしたが、自信満々の外野にこれでもかっと言われるのは好きではありません。
大庭さんの場合は、奥様も外野の一部になっているところがつらいですね。
Posted by 川ちゃん at 2016年09月09日 18:44
川ちゃんさん、

>そのおばさんのように言われてしまいます・・・
私はそのように言われていますが、私から眺めるとそのおばさんは「ヘン」なひとです。
きっと私がヘンなのでそう思うだけだとうと、妻も知人も言いますが、他の人とおなじように生きなくてもいいじゃないか、ということが私の主張点で、このブログでもそんな価値観を広げたくて、もしそう言われたら「喜ぶべきことですよ」と。

孫はできたらきっと可愛くて楽しいでしょうね。
小学生の子供と戯れているとそう思うことがあります。
でも私は孫ができることに期待していません。私の子は二人ともそういうタイプではなく、独立独歩だからです。
それは川ちゃんさんの言うコメントにあるように「ちゃんと育てていないからよ!」に該当するかもしれませんが、私はほかの人のようでなくても構わないので、このまま残っている寿命まで行ってしまうつもりです。
Posted by 大庭夏男 at 2016年09月12日 11:42
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