2017年02月27日

リタイアメントの「ゆったりグルメ旅行向き」ペナンにあるゴーハッセン

店の名は「ゴーハッセン」。
ドイツ語みたいな響きの名前ですが、漢字で「呉発成」。
マレーシア ペナン ジョージタウンにある「スチームボート」専門店のこと。
ペナンにある地元の人のノスタルジー溢れる「食堂」では鍋の味と店の雰囲気が旅情を感じさせ、お値段も1人千円台済みますから、最高!です。

写真の左側の店が「ゴーハッセン」。白い壁に赤い文字で書かれている「食堂」がそのお店。
右に見える円筒形ビルはジョージタウンのランドマーク「コムター」です。
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前回と前々回記事が病院訪問記や空港といったマイナーな話題だったので、ここらで王道の「ペナングルメ」の記事をひとつぐらい書かなければと思い、今回行って一番だった「ゴーハッセン」を記事化して、そこへの行き方、注文の仕方など、きっとペナン旅行の足しになれるようにと、取り組んでみました。

1.ゴーハッセンの魅力について
ゴーハッセンスチームボートとは、写真に写るいかにも「蒸気船」のような鍋。
Goh Huat Sent17022702.JPG

特徴は、鍋の真ん中にデカい組立型二段式の煙突がすっくと立ちあがっていて、その中には真っ赤に焼けた炭がくべられ、周囲の鍋内のスープを熱く煮えたぎらせている仕組みです。

最初に火力を増すために、手作り小型扇風機が、このように火口に置かれ、
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鍋が沸騰すると外しますが、火力増強中は煙突の上から火炎が上り、ときどき火の粉も舞い上がり、炭の燃える香りも入り混じる、いつもの鍋では体験できないプラスアルファがやみつきになるそう。

このゴーハッセンという店は、食いもんのみならず昭和にタイムスリップしたようなノスタルジーも希少価値。
店は市街のメイン通りから入った比較的静かな場所にあり、建物外側も内側も昔の風情がそのまんま。店内は道から直接奥につながり、そこに大き目の丸テーブルが20基ぐらい並んでいます。椅子はマレーシア定番のプラスチック椅子。壁にかかる広告入りの大きな鏡、天井から下がる扇風機の羽根みたいなサーキュレーターは、ほぼ日本では絶滅したものがまだ現役です。

店内から眺める入口外の風景は、近代的建物とかのノスタルジー風景堪能に邪魔なものが目に入らず、食事中の約1時間、昭和時代に遡った楽しさを、味と一緒に満喫できると思います。
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2.スチームボートの味
妻の分析によると鶏ガラで出汁をとっている、そうです。テーブルで待っていると、奥から煙突のついた、焼けた炭の入った鍋が運ばれてきます。この鍋には白菜が入っていまして、その他の具材を皿から鍋に入れてよく煮て食します。脇にニンニクの油漬けをきざんだ薬味が置かれていまして、これは直接鍋の中に投入するのだそうです。
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あっさり味で、辛いのがダメな妻はそのまま食べましたが、私は唐辛子のきさんだものを取り皿に入れてみました。案の定これは激辛です。入れるのと入れないのでは汗のかき方が全然違うし、ビールを飲む速度も違います。ただ、あまり入れすぎると食べた当日だけでなく、二日目もあるところで「あ!辛い!」と感じることがあるので用心した方がいいかも知れません。

具材は鶏肉、イカ、魚肉団子などなどです。飲めればビールは必ず注文した方がいいと思います。鍋に合います。タイガービールの大びんが20リンギット(600円ぐらい)ですが、店で出される値段としては安いと思います。暑さと辛さでビールの酔いが増強され、まさに恍惚感を伴って、独りの世界に入り込んで約1時間のスチームボート三昧ができるでしょう。私の二回目のゴーハッセンでの食事は、妻と一緒でしたが、食事中ほぼ独りの世界を彷徨った感がありました。

3.ゴーハッセンへの行き方
ゴーハッセンはペナンのランドマークの、円筒形の高いビル「コムター」から北に歩いて10分ぐらいの場所です。下の地図リンクなどを参考にできるように貼っておきました。


トリップアドバイザーのゴーハッセンについてのページへのリンク

コムターのビルの下はラピッドペナンという路線バスのターミナルになっています。上がビルで下を道幅10メートルぐらいの道路が通っていますので、その道を北方向に歩くと100メートルほどでまた道幅10メートルぐらいの幹線道路に突き当たりますので、これを渡ります。危なくて渡れないなら東(右)50メートル先の信号で渡りましょう。

道を渡ったらさらに路地を北に進むこと100メートルぐらい、左右に行ける路地があります。この付近に写真の店構えがあるので、そのあたり、ひたすら上記写真の店を探すと行き着けます。

店は午後5時から開店です。開店直後から6時までぐらいは空いているので、私はこの時間帯の訪問が狙い目だと思います。夜がふけるに連れ、この店は地元常連で混むらしいのです。

4.注文の仕方など
日本語は通じませんから英語、できれば中国語で注文しましょう! と言っても身振り手振り指さしで大丈夫です。背伸びして英語で言ってもお店のご高齢の方は中国語しか分からないようでした。メニューを指さして「ディス ワン」と言ってOKです。

メニューはスチームボートしかありませんので、何を注文するか迷わず済みます。が「何皿コース」を注文するかが迷いました。一回目注文してみたら「1人2皿」が適量だということが分かりましたので、二回目の訪問では「4 プレート プリーズ」と言いました。「ウィズ ワンボトル オブ タイガービア」というのも忘れないようにしましょう。

皿の枚数とお値段は、このように壁に書いてありました。
枚数多ければ多いほど「割安」お得!です。
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麺とかフォーをどうするか?と聞かれるかもしれません。4皿コースなら大食いの人は麺もシメに頼んだらいかがかと思いますが、麺自体はあまり美味しいかどうか??

鍋が登場するまで数分待ちますから、その間のビールのつまみとして皿に入った貧祖なピーナッツを「どうしますか?」と聞いてきます。これは2リンギットですが、迷わず注文し、ビールのつまみにすべきです。おしぼりももっと安いですが有料です。こういうものは貧祖だからと思って「ノーサンキュー」と言ってしまいたくなりますが、これらは実は貧祖なのではなくて、ノスタルジックな風景の一部だということを思い起こすべきです。
そのような昭和な時代を彷彿とさせるつまみやおしぼりに囲まれて過ごす1時間のスチームボート晩飯は、きっとまたペナンに来たくなるモチベーションにつながります。

また「リバー?」と、聞かれると思いますが、これは「レバーを入れても大丈夫ですか?」ということです。きっとレバーが苦手の人がけっこう来店するのでしょう。

4 プレートのコースは2人で満喫できる標準量だと思いますが、これにタイガービール1本つけて、ピーナッツたのんでおしぼりももらって、全部で80リンギット(2400円)程度でした。毎日食べに来てもいいぐらいのお値段でした。

ゴーハッセンの店先で、風景をぼんやり眺めながら、タイガービールの酔いと唐辛子の辛さに浸っていると、
「はるばると海を越えてペナンに来たなぁ~」と、しみじみ実感できました。
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