2017年02月24日

フライトクルーの自由時間に垣間見られる「お国柄」ざまざま

リタイアメントになれば自由時間が劇的に増えて、思う存分好きな事ができると考える人が多いけど、実はそうならない! という巷の説はウソです。

やり方によって、思う存分好きな事ができるようになれます。

ただ、そのためには好奇心と、些細なことに「面白い!」と感じるチカラが必要です。

たとえば・・・
マレーシアのクアラルンプール空港で、こんな些細な「面白い!」を発見しました。
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クアラルンプール空港に限らず、空港では乗客の他にフライトのクルー達、機長と副機長、それに客室乗務員の方々が連れだってこれから乗り込む便へ移動していまして、そういうプロ集団に遭遇することがよくあります。

クアラルンプール空港にはチェックインの建物からかなり離れた国際線ゲートの建物まで、電車のようなシャトルが走っていて、乗客もクルーもそれに乗って移動します。私はここでマレーシア航空、チャイナエアライン、KLMオランダ航空のクルー達と遭遇しました。

チャイナエアラインは台湾の航空会社。彼らはこの3つの国別クルーの中で、一番職業人らしいというか、静かに、私語はあまりなく、淡々とシャトルに乗っていました。あたりまえな、いつも見られる「勤務中の人」な雰囲気。カイシャの看板を背負っている!っていうムードに溢れています。

それに比べてマレーシア航空のクルー達は、もっとフレンドリー?で、CAの一人は私の横に立っていた妻に「日本行くの?」と日本語で話しかけてきました。「関空です」と妻が返事すると「わたし成田」とCAは日本語を続けるので、さらに日本語で会話し始めたら、さすがにマレーシア人CAは分からなくなって英語に切り替えてきました。そうなると妻がうまく返事できないようになってしまい、CAは横の私に英語で「○○って質問したのだが・・・」みたいに言ってくる、みたいに「今はまだ勤務中じゃないから、自由にお喋りしましょうよ」なノリ。

マレーシア航空のパーザーらしい別の男性は、私達が出発ギリギリで国内線乗り換えのため入国審査の列に並んで焦っていたら「俺もアンタ達と同じ飛行機に乗るんだが、まだ俺自身がここに居るから、大丈夫さ」と笑ってくれました。こういう光景はあまり日本国内では見られないのではないでしょうか。お国柄の違いだと思いました。

ただマレーシア人がすべてフレンドリーかというとそういうわけではなく、出国審査のとき、前に並んでいたヨーロッパの人?の搭乗券に不備があったらしく、マレーシアの出国審査係の女性は、そのヨーロッパ人を大きな声で𠮟りつけていました。たぶんあっちのカウンターに行って正しい搭乗券に換えてもらって来い!みたいなことを言われたんだと思います。

ヨーロッパ人さんは仕方なくそこを離れ、しばらくしてマレーシア航空の女性の地上職員を連れて出国審査のところに戻ってきました。そうしたら地上職員は激しく審査官に文句を言い、大声で審査官とやり合っていました。何を言い合っているのか分かりませんでしたが「この搭乗券の何がいけないのよ!ちゃんと見なさい!」みたいに地上職員はまくし立てているように見えました。

それを眺めて、私の後ろに並んでいた日本人は「やっぱりお国柄の違いが出てるよね、日本じゃもっと丁寧に、抑えてやるよね」と呟いていましたが、私もそう思います。
日本では「仕事とプライベートは別」「仕事中には仕事中の態度ってもんがあるよね」が一般的だと思いますが、マレーシアではそれは有るものの、かなり差が小さいのだろうと思いました。

この差の一番少ないのはシャトルの中で見たKLMオランダ航空のクルー達だったと思います。
彼らは機長と思われる男性も、CAもシャトル乗車中は「ここはまだ仕事じゃない」という認識を100%持っていると、私は自信を持ってそう思いました。
今まさに「バケーションで遊びに来たところ」な雰囲気で、機長のあのカッコイイ制服の前ボタンを全部外して、あのカッコイイ機長の帽子を後ろにずらしてかぶり、CAと談笑というより爆笑してシャトルの中で盛り上がっていました。

KLMには以前乗りましたが、搭乗中のCA達は決してこんなじゃなく、いつもの機内の様子でしたが、それは「勤務中」つまり「オン」だからです。
このオンがいつからいつまでか、オフはどのような時なのか、がお国柄によって違うのかもしれません。日本ではカイシャに着いたら、それ以降はどこに居ようがオンだから、たとえ仕事に着手していなくても「勤務中は仕事する態度」がアタリマエのお国柄。

でも海外では、国によってはそういうアタリマエな常識は、きっと違うんだ、ということが空港のシャトルの中でも垣間見ることができます。

こういう些細な「面白い!」の発見が「思う存分好きな事ができる」のきっかけになると思うのですが、どうでしょうか。
まあ、どう感じるかは人により違いがあるとは思いますが。
タグ:海外旅行

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posted by 大庭夏男 at 12:30| Comment(2) | TrackBack(0) | リタイア後の生活 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「そのためには好奇心と、些細なことに「面白い!」と感じるチカラが必要です。」
同感です。時間はないけどお金はまあある、からお金はそんなにないけど時間はある、への変化に対応することが大切かとおもいます。
それこそ、歳をとると花鳥風月に興味が出てくる、というのが最近少しわかってきた気もします。これは、お金はかからんな、と。
Posted by あるフォロワー at 2017年02月24日 17:52
あるフォロワーさん、

>花鳥風月に興味・・・
私の場合はブログ書きを仕事?にしているため、
「ひょっとして、これって、記事にできるんじゃない!?」っていう閃きが興味への誘いになっていると思います。
コメントされたように、このような花鳥風月に興味を持って考えたり書いたりすることは実質タダですから、遊びついでにやれるセミリタイアメントのビジネス?としては良いだろうなぁ、と思います。
Posted by 大庭夏男 at 2017年02月25日 11:28
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