2018年06月06日

管理職後遺症

映画「終わった人」が人気を集めているそうで、
妻はその小説を読み終わり、私にあらすじを喋りました。
それから妻は私に「ま、あなたとは似てないけどね・・・」と言いました。

一番似ていないのは「終わった人」の主人公が東京大学卒という一流学歴で、会社で重役経験者ということですが、私はその他大勢大学出で、会社では「社員だけ経験者」だったということ。その次の似てないところは、「終わった人」の主人公はふつうの考え方をする人で「あなたの考えることは異常」なのだそうだ。どういうことかよく分からないけど。。

妻がさらに言ったひとことは、
「サラリーマンから、いきなりリタイアするとあーゆー具合になり易いんとちゃうの?」とのこと。

私は妻のそのひとことを聞いて、一流の学歴とか考え方がふつうと違うかどうかということより、サラリーマンは年功序列?でやがて管理職になり、その後定年退職などで辞めていくワークライフサイクルが「終わった人」を生み出し易くさせているのではないか??と思いました。

勤めた会社で私も管理職を経験はしましたが、私は管理職という職種が嫌いで部下のいない「高度専門職」とかいう「管理職待遇の担当職」に移るように自助努力して、実際にそういうポジションで働いていましたから「部下を使う」という仕事はほとんどしませんでした。部下が私が言ったとおり動いてくれないとイライラしますし、逆に言ったとおりに動くと「さぞかしアイツは我慢しながら仕事しているんだろうなぁ」と心が痛くなるから、どちらにしても部下に指示を出してする仕事は嫌だったのが主な理由で、そういう役割になることから逃げていました。

私は会社を52歳で辞め、もうかれこれ8年が経ちまして、最近は自分の住んでいるところの地域活動というボランティアにほぼ専念しています。
そこで「やっぱりなぁ」とため息が出てしまう風景は・・・
主に私より年上の特に男は、「アレやってくれへんか」「コレまとめてくれんか」と他人を使う式の、まさに私が嫌いだった会社の管理職まる出しな言い方で「指示!」している風景です。

ひいき目に見たら、私より年上は既にもう完全シニアの男なので、一人じゃ腰が痛くてやれないから「アレやってくれへんか」と助けを呼んだり、目がよく見えなくなって書き物が難しいから「コレまとめてくれんか」なんてひとに頼むのかも知れないけど、私が観察する限りでは、実際はそうではなくて「誰か自分の思いつきを実現してくれるひとを探すことから仕事って始まるんだ」と思い込んでいるのが理由ではないか?というニオイがプンプンします。

先日、地元町内会の記念行事のために有志が集まったそうなのですが、その中のひとりから私の知人に「あの大庭さんに、ちょっとやって欲しいことあんねん」とか言った人がいるらしいです。

有志で集まったのならば、自分達独力でやったらいいんじゃないか。
というのが私の意見です。
でも、もし独力ではできないことがあるなら、
そんな自分でできない事は、やらなければいいんじゃないか。と思います。

なぜ他の人にやらせようとするのか?
それは、彼らが年配のサラリーマンOBか、現役サラリーマンだから、自然に、いつもやっているように、自動的に「誰かやれるひとを探そう」に慣れてしまっているから。
これが私のたてた仮説です。

「誰かやれるひと」の他には、お金出せばやってくれるひと、とか、権利を買えば利用できるサービスなども、サラリーマンは目をつけるでしょう。
そういう事に慣れていると、退職したらお金を払って行けるジムとか、カラオケとか、居酒屋などに自然に目が行く足が向くになってしまいがちです。

誰でもサラリーマンになる以前は学生や生徒だったはずで、その時分には勉強や夏休みの自由研究をだれかにやらせるという発想は、よほどの人じゃない限り無かったと思います。
会社を辞めたら、そういう学生や生徒の頃の姿に戻る、という発想がいいんじゃないか?と私は思うのですが。


タグ:終わった人

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posted by 大庭夏男 at 13:49| Comment(0) | リタイア後の心境 | 更新情報をチェックする
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