2016年10月28日

カンタンに老後破産はしない、は本当だけど「ラテマネー」に注意しろ!

二人のコラムニストがほぼ同時に似たような記事を投稿しているのを発見しました。
ひとつは東洋経済オンラインの記事
↓↓↓
「サラリーマンは、そんな簡単に老後破産しない」へのリンク
もうひとつはビジネスジャーナルの記事
↓↓↓
「老後貧困は、誤解だらけ」へのリンク

どちらも共通して、65歳から平均寿命の80歳過ぎまで夫婦で暮らすには6千万円程度あれば“平均的に”足りるし、“平均的な年金受取額”もやはり6千万円程度だから、基本的に年金だけで暮らせる。というような論調に見えます。

これは多分、平均的にはほんとうなのではないでしょうか?
私は52歳から今の58際まで脱サラセミリタイア生活を続けて、それを実感しました。
この調子で生活を続ける限り公的年金だけで普段の生活に困ることは無いでしょう。私どもの予定年金額は夫婦で年間250万円です。きっと年金カット法やインフレなどで死ぬまでには実質20%減ってしまい年間200万円にダウンすると想像していますが、それでも大丈夫です。

老後のお金に不安を抱く原因は、退職後の生活にいくらかかるか分からないから。だから不安に駆られるのではないかと思います。
でもよく考えてみれば、今後に何が自分に起こりそうかはだいたい予想がついて、それぞれの「起こりそうなこと」にいくらかかりそうかも想像がつきます。普段の生活費は退職してから大きく変わるものではないし、それが1年いくらかかっているかは家計簿を集計したら分かることです。ですからこれから死ぬまでの年表を紙かエクセルシートに作って、毎年いくらかかるか書き込み、それを集計したら、きっと上記の6千万円だとかの数字に近いのではないでしょうか??

実際少し違っていても「ああ!このぐらいしか必要ないんだ」ということが理解できるので、漠然とした「お金が足りないんじゃないか」不安症候群は緩和されます。

そうは言っても今までサラリーマン時代には年収ウン百万円あった世界から、年金250万円の世界に変化するので多少節約しなければならないことはあるでしょう。

ところが、年金のように収入が少ないと、自動的に税金や健康保険料が節約できてしまいます。夫婦で250万円程度だったら夫婦それぞれの公的年金控除と基礎控除やら他の控除の合計額に年金受取額が収まってしまい、きっと所得税も住民税も出ないかもしれません。そうなると国民健康保険料は激安です。さらに大病した場合にかかる高額な医療費は、高額療養費制度を申請して使えば低額で済ませることも可能です。

なので、年金250万円生活といっても、サラリーマン時代であれば年収500万円程度稼いでいたときと同じぐらいの生活水準が可能で、歳とった分「おとなしい暮らし」になるからお金も自然に使わなくなることも期待できるかもしれません。

つまり「ムダ使い」しない程度のゆるい節約生活をしていれば老後破産は“平均的には”そう簡単に起きないでしょう、と実感します。

ただ「ラテマネー」には要注意です!!

ラテマネーとは、ついカフェに入ってしまい、ついカフェラテを注文してしまうような、そのときのムードに押されて必要でないモノを衝動買いしてしまうことです。しかもカフェラテのように大した金額でないモノを買ってしまうことが積み重なって、これが1年続くとかなりの大金が財布の中から出て行ってしまったことになる怖いものです。

ではラテマネー流出をさせないためにはどうしたらいいでしょうか?

1.普段の日(ケの日)と特別な非(ハレの日)に分けて、ケの日にはラテマネーを流さないように「心掛ける」のがいいと思います。
ハレの日は旅行中やみんなで飲み歩きするような特別な日で、そういう特別な日は月に何度もあるわけではありません。もし月に何度もあるようなら「月に2回まで」とか決めるといいと思います。その程度のハレの日ならラテマネーが流れても痛くないし、むしろハレの日はラテマネーは生活に彩を添えるために必要です。

でもケの日のラテマネー流出は止めた方がいいです。ケの日は月に30日ほどもありますから、そこにラテマネー1日1000円が垂れ流しになると月に3万円、年に36万円も無くなります。

2.自分にとって何がラテマネーなのか、考えましょう。
ラテマネーは喫茶店のカフェラテだけではありません。ついふらふらっと立ち寄るとことで、買うつもりではない買い物をすることですから、コンビニでスイーツ買うのも該当するかもしれませんし、私の場合はホームセンターで「こりゃ便利そうだ」とつぶやきながら工具を買うのがラテマネーになってしまいます。他にはレジ横に並んでいるサプリを薬局で買うとか、ランチ食べるついでにビール飲むとか、駅の売店でフリスク買うとかもそうです。新幹線乗る前に週刊誌買うのもです。

3.でもやっぱり買いたい場合はどうするの?
買わないでガマンしましょう。
でも全部ガマンするのも酷ですから「月にいくらまで」と決めておくことが実際的だと思いますし、サラリーマン経験者であれば毎月の「おこずかい」をもらって会社に出掛けて行っていた習性が退職後も身に着いていますから、引き続きラテマネー予算がおこづかいなのだ、と思えばうまくいくと思います。


このようにラテマネーを無くすか、それ用の予算をつけてやることによって、退職後の暮らしは「そんなにお金がかからない」で済むようになり、そのような暮らしを習慣づけることによって、上述したリンク先記事に書いてあるような“平均的な年金内”で暮らせるようなライフスタイルは実際にできると、私は実感しています。

もしそうでないとしたら、他にネット上や週刊誌にたくさんある「老後破産」記事のようになってしまうのではないでしょうか?
上述リンク先記事の“平均的”な老後生活像は、きっとラテマネーを節約した人ができることだと思います。

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posted by 大庭夏男 at 12:18| Comment(5) | TrackBack(0) | リタイア後のお金のこと | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ラテマネ・・・耳が痛いですねー。
私の今のラテマネはアマゾンかなー。
ポチが始まると週二回ぐらいやっちゃいます。

ほんの小遣い程度ですが月にすると結構な額になってます。
これを我慢するとストレスの発散を何か探さないといけませんね。

外出が少ないので外食はほとんどありません。
が、最近コストコの会員になったりと出費の予想が。

そもそも年金を残そうなんて思ってはいませんが、貯金目減り?していくのは頭痛の種です。
年二回のハレの日は続けたいので日頃の無駄遣いだけはしないように気をつけましょうかね。(^Ω^)
Posted by untikusai at 2016年10月29日 18:52
リタイアしたら、どういう節約生活ができて便利か。
家を買うとき、四十過ぎでしたが、考えました。
結果、バリアフリーのマンションを買いましたが、次のようなメリットを備えていました。

駅から歩いて二十分程度で、ある程度の商店街がある→JR駅にあった
家から歩いて、十五分程度、以内にスーパーがある→二軒が三件に増えた
コンビニが、歩いて数分以内にある→三軒になった(無料Wi-FIを使う)
郵便局が歩いて、十分以内にあること。→一ヶ所ある。
医者・歯医者が、歩いて数分内にある→数軒に増えた
公共の図書館など、時間をつぶせる施設があること→隣がそうだった
介護のデーケア施設があること→歩いて三分だった
森林公園のような散策できる場所がある→目の前だったし、運動公園は15分のところ
ファミレスなど外食が歩いていけるところにある→いくらでもある
交番・消防署がある→歩いて三分のところ(区役所は三十分)
バス停が三分以内にある→三ヶ所あり三方向のJR駅に行ける
借りられる家庭菜園がある→歩いて数分にある
直接、家から歩けるハイキングコースがある→住んでからかなり見付けた
空港までのアクセス→近くのJR駅から、成田エクスプレス・羽田は京急で乗り換え
そして、オフィスまで歩いて通える→現在、転勤でそうなった

こうして、あと数年でリタイアです。
もう、役職離脱なんで、すでに会社でものんびり気分ですわ。
そして、健康のために、半径五キロは歩く圏内にしました。
なので、廃車してレンタカーに切り替えましたが、この方が経費・維持費は落ちます。
そして、しまむら、業務スーパー、百均、東京靴流通センターなど、みな歩ける範囲。
自然も残っているし、それでいて交通も便利で都会の機能も残されている。

横浜市民ですが、そういう場所に住めて、結果的に幸せだったということです。
ラテマネーというより、向かいのコンビニで百円コーヒーですわな。
よくリタイアしたら、田舎暮らしみたいに移住しちゃう人もおります。
でも、自家用車は必要不可欠で、結構、コストがかかるんだと思うんですよね。
スーパーやガソリンスタンドまで、車で三十分かかるような場所ってありますものね。

というわけで、年を取ればとるほど、住み易い場所を探すのは大事だと思っています。
Posted by おじじ at 2016年10月30日 09:26
untikusaiさん、

>日頃の無駄遣いだけはしないように気をつけましょう・・・
そのとおりだと思います。
一方、街のお店ではベツにそれを食べたり飲んだり買ったりしなくてもいいようなモノを、どうやってお客に買ってもらえるか苦心していますから、はたしてそういう無駄??なのかどうだかわからないけど「ラテマネー」の誘惑は実に多いのですね。

街に出ないとそういう誘惑減りますが、untikusaiさんのアマゾンのように、私も楽天で1回しか使わないモノを買ってしまいがちです。
ほんとに身の回りにラテマネーが溢れてますね。

Posted by 大庭夏男 at 2016年10月31日 12:55
おじじさん、

ずいぶんたくさんのメリットがありますね!
横浜にお住まいのようで、私もかつて単身赴任時代には横浜市と隣の大和市に住みました。あの周辺は交通が便利でお店や病院やいろんな施設が充実していいところだとおもいました。丹沢などのお山へのアクセスも良かったですね。

おじじさんのコメントの中で感心したことは車をやめてレンタカー利用に切り替えたと書いてあるところです。確かに車の所有はお金がかかります。私のところは近くにレンタカーオフィスが無いので便利に使えず、今後も軽自動車を70歳まで乗り続けようと思います。
Posted by 大庭夏男 at 2016年10月31日 13:02
>多分、平均的にはほんとうなのではないでしょうか?

その通りだと思います。
世帯主の年齢が65歳以上の世帯(二人以上の世帯)の平均貯蓄現在高は2,257万円で、平均年金は大庭さんと同じです。
この世帯が「老後破産」になるなら、政治的な大問題です。

問題は平均から大きく外れる人たちです。
子供がパラサイトしている、家のローンが大きい、旦那にギャンブル癖がある等。
ただ、平均的な人を取り上げてもTV的にはつまらなので、極端な例になりがち。そして話が大きくなると慌てて火消しに走る、マッチポンプですね。
Posted by 川ちゃん at 2016年10月31日 20:14
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