2017年11月16日

アーリーリタイア前に治療すべき妻のSAS

SASは「睡眠時無呼吸症候群」のことです。

かつて私はアーリーリタイア後の妻に起こる更年期障害には気をつけろ!という記事を書いたことがあります。実際問題、退職後は自宅に居っぱなし、妻と夫は顔突合せっ放しになりがちなリタイアメント夫婦では、妻の更年期障害によって引き起こされる妻のイライラや八つ当たりには「カンベンしてくれぇ~」となってしまう恐ろしさを実感することがままあります。

その更年期障害は10年以上にわたりリタイアメントの夫を苦しめることになるからたいへんです。

しかもアーリーリタイアメントではそもそも人さまの夫がまだ会社に元気よく?通っているにもかかわらず、ウチの旦那は朝からゆっくり起きて株三昧なんて・・・と元々妻はアタマにキテいますから更年期障害がそこに加わる爆発威力の凄まじさは言う間でもありません。

ところが・・・
更年期障害を上回る規模の伏兵もあったのです!
それが妻のSAS。
コイツは夜の睡眠中に呼吸がしばしば止まるというもので、太り気味の方に見られる呼吸の障害のようです。ただ必ずしもポッチャリ妻にだけ現れる現象というわけでもなく、鼻から喉にかけての生まれつきのカタチや肉付きなどによって起きる場合があり、ウチの妻の場合も特にポッチャリではないけれど、ときどき寝ている最中にいびきがグワー、グワー、グワ・・・・・・・・カカカカ、グウォーみたいに・・・・・の区間が呼吸停止になっていることが発覚したのでした。

これは妻とたまたま一緒に旅行に行ったウチの子が「そんなの放っといたらアカンのちゃうん?」と言い出したのをキッカケに病院に行き「奥さん!たいへんですよ」と医者に指摘されてしまい、治療することになりました。

医者は、この症状を直すには寝るときに呼吸補助装置が必要で、その機械を死ぬまで使い続けることになる!とショッキングなはなしを妻に語ったそうです。
最初に一泊二日の入院で徹底検査して「うーん、こりゃやっぱり治療が必要だな」と医者が妻の症状のヒドさを認識し、
それから約2週間後に再度二泊三日の入院で呼吸補助装置の設定やら、それを装着して寝る訓練や様子見などを行いました。
今では毎日機械からホースを鼻まで伸ばして寝る妻の寝顔を眺めるのが私の日課になりました。この装置、健康保険適用になりますが、毎月医者に行って調子見しながら月5千円ぐらいのレンタル料がかかります。

これから死ぬまで毎月5千円。1年間で6万円。今後死ぬまで30年間使い続けたとして180万円のコストがかかります(後期高齢者になったらもうちょっと安くなるかな?)。

ありゃー!!エライこっちゃ、と最初は悲観しましたが・・・
妻がその機械を使って寝るようになって1週間が経ちましたが、だんだん妻の機嫌が良くなってきたのですね!
おそらく睡眠中に呼吸できずに苦しくなって睡眠が浅くなってしまう頻度が大幅に下がり「良く眠れるようになった」ご利益だろうと思います。

そういえば昔にテレビでこんなのを見たことがあります。
水を張った水槽の中に檻を入れ、中に猫を入れます。猫はやっと座れるぐらいの小さな台の上に座らされていて、そのまま一昼夜置いておきます。夜になって猫がうつらうつらうたた寝を始めると台から足が落ちて水で濡れてしまうという寸法です。
こんな熟睡できない猫が翌日どんなだったかを撮影した場面を放送で見たのですが、なんとも狂暴猫になっていたのです。

妻の場合もこれと同じで睡眠中に何回も呼吸障害で起きてしまい熟睡できなかった妻は「狂暴妻」になってしまっていた。こういう事実が今回分かりました。

わたしんとこでは、私がアーリーリタイアした怒りと、更年期障害と、このSASの三つ巴で狂暴化された妻が毎日私を悩ませる日々が続いていたのでした。
しかもアーリーリタイアした怒りは3年も経てば収まり始め、更年期障害も10年ガマンすればまあなんとか収まるでしょう。しかしSASは一生モンです。

SASを持っている妻を持っている旦那は、たとえアーリーでなくても通常リタイアやレイトリタイアでも「狂暴妻」のいけにえになる可能性があります。だからこの妻のSASは軽く見ないで、たとえ毎月5千円かかっても自分のリタイア前に「機械装着」に漕ぎつけるのが正しいです。

機械装着後の妻は「やや」穏やかです。
「やや」と書いたのは、我妻は元々そういう気質だからしかたがない一面があります。しかもそういう妻にもう私は40年近く一緒に暮らしているので「慣れ」という強みも持っているから少々妻が狂暴を演じてもな~んともありません。しかし「こんな毎日でいいのだろうか・・・」と内心じくじたるものがありました。

今回の機会装着によってそういう「じくじたる思い」はなんだか一掃された感じがします。
このまま妻が、結婚直後の、あの優しかった頃に戻ってくれたらなぁ~と期待を抱いてしまうほどです。そのぐらいに、その程度にSAS治療用の機械は効果を毎日生んでくれています。・・・いとおしい呼吸補助の機械・・・

機械の大きさはCDプレーヤーほど。
そこからホースが伸びていて妻の鼻のところにプラスチックの器具をあてがって固定するようになっています。だから妻の寝顔は長い鼻の像さんみたい。
まあこういうのもいいですね。

どうかこれから会社をリタイアして毎日自宅暮らしを満喫するつもりの方々は、是非奥様のSASを甘くみないで欲しいと思います。
月5千円出しても治療する価値はあります!!


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posted by 大庭夏男 at 13:56| Comment(0) | リタイア後の生活 | 更新情報をチェックする
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