2017年01月26日

けっこう認知度が高かった「卒婚」というワード

私の参加しているボランティア活動、というかそういうカテゴリーになっている実態サークル活動では、参加者の多くはリタイアしたシニアが大半を占めています。まだ働いている世代は週中活動に参加するわけにもいかず、土日は「せっかくの土日」戦士の休息日なので、参加するのが嫌になっちゃうのでしょう。参加者はみんな60歳以降。私だけアーリーリタイアメントの例外的58歳、といったとことです。

それにけっこう女性の参加者が多いので、試しに昨今話題の「卒婚」て、知ってる?って聞いてみたら、80歳近い人までちゃんと「卒婚」が何なのか知っていました。

「卒婚」とは、離婚するのではなく夫婦を維持したまま、お互いが自由に自分の人生を楽しむというライフスタイルを指します。
近頃私の妻の好きなテレビドラマでは、卒婚というワードは出てこないでも「・・・これからわたしは自由に生きたいの・・・」とかいうセリフが耳につくし、離婚届の用紙をテーブルに広げて難しい顔しているシーンを複数回も見ました。離婚はともかくとして、世間の子離れ世代では「親の役割御免になったんだから自由になりたい」意識が密に高まっているものと思います。

だから私の身近なボランティア活動仲間のシニア?女性でも「卒婚」はポピュラーなワードになっているのでしょう。

実際に、私の母親は父が死んだあと、自由になったもんだから、なんだか5歳ぐらい若返ったようになったから、卒婚でなくとも死別でも場合によっては「自由になれた」と開放感を満喫して、それが健康にも良い効果を発揮する可能性はあります。

そういう開放感を生きたまま、結婚したまま達成しようという手法が「卒婚」。でも今はまだ「卒婚て、どうすればいいの?」な人が多いもんだから卒婚しないでガマンしている状態の多数が想像できます。

私の妻も「自由になりたい」と言っていますから、卒婚希望なことは間違いないし、私も妻から自由になりたいですが・・・私の妻には持病があるため卒婚へのハードルは高くなります。もしかしたらリタイアメントの幸福への切り札になるかもしれない卒婚に、どうアプローチしていけばいいのでしょうか。

卒婚ではなくて離婚してしまうという方法で課題を解決した知人がいます。
彼は私の前前職の同僚で、私よりひとつ年上。だからもうすぐ60歳になります。彼から届いた3年ぐらい前の年賀状に「結婚しました」と書いてあったからビックリ!
彼は既に昔から結婚していたハズなのに、年賀状に写る二人並んだ写真には、とても60歳目前とは思えない彼と、もっと若い感じに見える彼女が写っていました。住所も全然違う場所だったから、彼はすっかり生き方を変えたのでしょう。今年も年賀状が届きましたが、その写真を見る限り、やりたい事三昧に見えます。昔の奥様もけっこう美人だったのですけどねぇ・・・。

もう一人の事例は、過去記事でも書きましたが今は60歳を超えた女性です。彼女はひとり暮らししています。旦那さんと夫婦仲は悪くないのですが、なぜか旦那さんはひとりで南の島暮らしに行き、奥様は元の家に住んで女子会三昧?なのかどうかは聞いていませんが、よく外出して、よく旅行に行き、朝寝坊して、お酒も好きで・・・という生活を楽しんでいる、まさに絵に描いたような「卒婚」生活をしているようです。

彼女がなぜそのような別居生活に踏み切ったのかは分かりません、というかプライベートなことなので聞いていません。

ただ別の話の最中に、彼女は・・・
「結婚して15年もすると、べつに嫌いじゃないけれど『飽きちゃう』のよね」と言っていました。

この「結婚して15年」という数字は、私もマジックナンバーだと思います。
私は25歳で結婚しましたから満40歳で結婚15年になりましたが、まさに40歳あたりから「べつに家から会社に通わなくても構わん」と思うようになって、長い間単身赴任生活を続け始めた時期です。だからその頃から私は「妻離れ」が始まったのではないかと思います。

妻の「夫離れ」は最近です。
私が会社を辞めて家に居て、妻は好きな仕事を個人事業で開始してから。妻は私が立派な主夫になってくれるだろうと期待したようですが「何度言っても、何回教えてもちゃんとやらない」と私に文句を言い始め「結局これじゃ私は自由になれないじゃない!」と考え始めたのが夫離れのキッカケだと思われます。

この現象は上述の60過ぎの女性に「卒婚」というワードがポピュラーになっている実態を説明することができそうです。つまり旦那が会社を辞めて、または多少ゆるい勤務に再就職した後、妻は自分の自由を期待するけどスグにそれが不可能などころか旦那が家に居てかえって不自由になった!と痛感するから「離れたい」と考えるのだと想像できます。
ところが伝統的な「離婚」では年金が心配だとか子供が反対するとかの問題が生じます。そこに「卒婚」の概念が解決策として現れたんだから、多くの女性が「卒婚」に憧れるのは目に見えています。

私は上述したように妻には持病があるので離婚とか別居する気にならないのですが、妻は妻のやりたいこと、私は私のやりたいことを追求する方に以前から舵を切りっ放しです。だからこれも卒婚なのかもしれませんが、なにしろ二人による互いに相いれない『やりたいこと』をやるライフスタイルでは、予定や行動や価値観の相違が激しくなって、衝突することが最近増えてしまいました。

でも私は52歳から「自宅に居る暮らし」を始めたので、今60歳前にしてそういう卒婚の副作用が現れているのだと思いますが、まだ何とかして行ける体力と気力が残っています。

はたして私が60を超えて「自宅に居る暮らし」を始めた場合には、いったいどうなっていたのでしょう。それを考えると・・・
タグ:卒婚

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posted by 大庭夏男 at 14:04| Comment(2) | TrackBack(0) | リタイア後の心境 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
健康寿命が長くなった今日では
より変化や多様性のあるライフスタイルを過ごすことが可能になってきたとも言えますね。

仕事や家族や結婚生活のいいところを維持しつつ
各自に合ったバランスで自由度の高い生活も楽しめる。

そういう意味では、セミリタイア(セミ仕事)と卒婚(セミ婚)は似ていると思います。
Posted by ss at 2017年01月27日 05:04
ssさん、

>セミリタイア(セミ仕事)と卒婚(セミ婚)は似ている・・・
旦那が「会社を辞めて自由に生きるぞ!」と言ってセミリタイアすると、旦那のセミリタイアを許した奥様はきっと「自分もこれからは自由に生きるわよ!」になることは自然な成り行きだと思います。
だから旦那が期待するかもしれない、セミリタイアした自分について来てくれる妻、の期待は、はたしてその通りにならない場合も多くある、と思っておいた方が良さそうです。
セミリタイアにはそんなことも開始する前に織り込んでおくべき?でしょう。

それとは別に、
最近は2分半に一組が離婚し、熟年離婚も増えてきていますが、多く?の場合は奥様から三行半らしいです。そうすると旦那は途方に暮れるのだそうですが、
この途方に暮れる対策として、事前に卒婚意識を持っておく、というのは実際的ではないか?という気がしました。
Posted by 大庭夏男 at 2017年01月27日 12:41
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