2017年03月14日

「セミリタイアするからいいさ」で忘れると損!する、65歳以前の年金支給申請

その「知らずは損」現象の存在を知ったのは。ちょうど私と妻の年金を繰り下げ受給する話をしているときでした。

妻は私と同じ昭和33年生まれだから来年60歳になり、少ないけど年金を受け取れる年齢になります。私は男なので年齢は同じでも63歳からの受け取り。しかし64歳までは個人年金を毎年受け取っているから、公的年金の受け取りは65歳以降に繰り下げしよう!その方が割増になるし・・・などと考えていたら、これが全然勘違いであったことが分かりました。

その勘違いは・・・
65歳以前に受け取れる「特別支給の老齢厚生年金」というモノは、
1.繰り下げても増えない
2.65歳以降に受け取る年金に巻き込んで受給できない
3.支給の申請をせずに放置すると、5年以上前の支給部分は時効で受け取れない
こういうことだと今更ながら知りました!

だから、65歳以前に受け取る“特別な年金”は、65歳以降の“本格的な年金”とは別と考え、できれば予定どおりに、遅くても5年の時効で消える前に受け取っておくべきです。

「特別支給の老齢厚生年金」とはこういうものです、
男性は昭和36年4月1日、女性は昭和41年4月1日生まれまでの人は、保険料納付期間などの基準を満たせば満65歳以前に「特別支給の老齢厚生年金」が受け取れます。
↓↓↓
日本年金機構 特別支給の老齢厚生年金について へのリンク

この年金の金額はちょっと低くて、妻の場合は年額約11万円、私の場合は年額約100万円ですが、65歳以前までの受け取り総額は決してバカにできない額だから、もしそれが時効で受け取れる権利が消滅したら、それはそれはショックで何日も寝たきりになることでしょう。

だから昭和36年4月1日生まれまでの男性と、昭和41年4月1日生まれまでの女性は、必ず60歳以降の「特別支給の老齢厚生年金」受け取り時期が接近したら、年金事務所から送られてくる給付申請書を忘れないように提出しなければ。

もし、それを放置している場合は、大至急年金事務所に駆け込んで給付申請しなければならないだろうなぁ、と思います。

上述の特別支給の老齢厚生年金が時効で受け取れないことも起き得る可能性は、これから虎の子の年金を受け取ろうと思っている人には切実なことだと思うのに、年金関係の注意喚起案内などには、サラッとしか書いていないので、なかなか事の重要性に気づかない場合もあると思います。

たとえばこんなふうに・・・
↓↓↓
「年金の請求をお忘れではありませんか?」へのリンク

かく言う私も、自分の年金の繰り下げ検討をしている最中に、偶然見つけたことです。なので今日はそのことを記事化しました。
セミリタイアメントは、自身で自分のお小遣い程度は稼げる“軽い仕事”、“ゆるい仕事”をしている人だと私は当ブログで言っています。こういう人々は、元気な間は収入が続くので、できれば年金を繰り下げることを画策するかと思います。ここに上述の「特別支給の老齢厚生年金」受け取り忘れが発生してしまう可能性があります。だからくれぐれも注意しましょう。

別ブログの関連記事へのリンク
「うっかり請求しないと消えてしまう、恐ろしい60歳から64歳まで受け取る年金」へのリンク

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posted by 大庭夏男 at 13:27| Comment(2) | TrackBack(0) | リタイア後のお金のこと | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>元気な間は収入が続くので、できれば年金を繰り下げることを画策するかと思います。

事業所得なら良いのですが、嘱託等で給与収入があると年金がカットされます。この時にいくら繰り下げしてもその効果はありません。これは65歳以降でも同じことです。

また65歳以前の年金は部分年金と言っていわゆる厚生年金とは別物です。これが繰り下げられると思っている人がいるとは驚きです。繰り下げ表には65歳未満はのっていませんからね。

また、70歳以降に繰り下げすると、仮に69歳で死んでしまえばもらい損という人がいますが、そんなことはありません。5年の時効が成立する以前分は請求して遺族がもらえます。
Posted by 川ちゃん at 2017年03月21日 20:48
川ちゃんさん、

部分年金という言葉も私は知らなくて、特別支給の厚生年金と言うのかと思っていました。
部分年金のみならず、年金制度はよく調べると不思議な制度で、繰り下げしたら、65歳以前にしばらく年金を受け取る年が続き、その後繰り下げした年まで無年金になり、その後本来の年金が続けて受け取れるという具合になるなんてまったく知りませんでした。

さらに繰り上げについては65歳以前に申請しなければならず、最長でも申請した年からの繰り上げにしかならないのですね。私はてっきり何歳でもあっても繰り上げ申請でき、どの場合でも最長60歳からにさかのぼって受け取れるのかと思っていました。まあさすがに69歳で死の直前に至ったとき「60歳からの繰り上げ支給にしてくれぇ~、子どもに遺産を残すんだ」は虫が良すぎるので、それはないでしょうね。
繰り上げの方は私は興味無かったのであまり調べませんでしたが、繰り下げについては虎視眈眈としていましたけど、とんだ勘違い。

ネットで調べるだけでは私の場合は勘違いすることを防げそうもないので、疑問が湧いたら、これからはまず「ねんきんダイヤル」に電話して聞きますよ。
Posted by 大庭夏男 at 2017年03月22日 10:33
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