2016年11月26日

一年間の町内会活動の、おさらい

今年の町内会活動はほぼ終わりました。任期は来年3月までですが、もうめぼしい行事がありません。あとは嫌がる来期役員候補者を口説く仕事?だけ残っています。

町内会役員を一期やってみた感想は・・・
やっぱりいわゆる定番スタイルの町内会は、私の住む地域に限っては、住民側からのニーズはあまり無くて「町内会を解散しても困ることは無いんじゃないの!?」です。もし将来も町内にそれに似た集団を残すのであれば、防災、祭り、スポーツ、地域内親睦などのサークルに分けて、それぞれに「その活動に参加してもよいと思う住民が集まって運営する」組織に代えて存続させるのが良いと思う!。これが大庭夏男がやった結果の結論でした。

もし、そのような方向に進めていかなきゃ!と思えるような理由をつくるとしたら・・・
従来型の町内会から脱会する人続出になって、会が存続できず「どうしたもんか・・・」と役員一同頭を抱え、その間に新しい別の地域活動が生まれて盛んに活動しだし、しかたなく町内会もそちらの活動に追従するようになったとき、ではないでしょうか。

一期やってみて、私は夏祭りなどのイベントを企画したり準備したり実行することは楽しいものでした。そう思わずに、しかたなくやっている人もいました。なぜみな一緒に同じことをしなければいけないのでしょう?ここが私の大きな疑問です。

町内会長など上位の方々は「住民一緒になって・・・」というような表現をよく使います。その理由として「地震などの災害時に、近隣の人の把握ができるように・・・」と言っていまして、その効果は確かに町内会活動に無いと言えないけど、私は町内会を存続させるための建前になっているような気がします。

町内会活動の「嫌な仕事」は、町内会上位団体から「これをやるように伝えてください」の仕事を“やらされること”です。町内会上位団体はどこからその「嫌な仕事」を仕入れてくるのか?資料の出典を眺めると、大部分がお役所の関連団体からです。福祉なんとか協議会とか、青少年育成なんとか会とか・・・などなどです。

たぶん(ここからは想像です)お役所は町に町内会があると、お役所の仕事がとてもはかどり、タダで使える便利な組織が「町内会」になっているのでしょう。そのために立派なグラビア印刷された立派なチラシを作って回覧板に入れさせ、行事の参加賞にゴミ袋をプレゼントする予算をつけているのでしょう。

町内から「公園の木が邪魔だから切ってくれ・・・」みたいな苦情もまず町内会に持ち込まれ、その中で井戸端会議にかけられて「ああだこうだ」「それは良い!」「イヤ、あの木は風情があるから切っちゃダメだ」などなどさんざん時間をかけてフィルターにかけられた後の「選りすぐられた問題」だけがお役所に行くことになるだろうから、お役所としては自動的に「住民みんなの意見」になって、木を切ってから「ちゃんと住民に意見聞いてから切れ!」みたいにお役所が文句を言われないだろうし。
なにかとお役所から見れば町内会は便利に使えるので、是が非でも残したい!と、私がお役所の人間なら間違いなくそう考えます。

そのためには、町内会長や町内会連合会役員に「その気」になってもらうような「意識付け」をやらないと、町内会長や町内会連合会役員に偶然なった人もバカらしいとやりません。なぜなら町内会活動はボランティアベースのタダ働きだから?です。

この「タダ働き?」が、私が今のところ実態が分からない最大の興味で、実はオイシイことが隠されているのではなかろうか?と思っています。

町内会長はなぜ行政に協力したいと思うモチベーションが生まれるのか?

私の住む地域には町内会が広く分散してあり、20ぐらいの町内会が「連合会」を作ってその傘下にあります。さらに私が観察する限りでは、その20ぐらいある町内会の会長さん達はみんな従順です。反逆を企てた人のはなしは聞いたことがありません。さらに連合会の会長さんは当番ではなく「適任者?」が長~い期間勤めていて、どうもたまたま地域に住んでいるお役所のOBなんかがやっているようです。

お役所のOBがやる、というのは「天下り」のイメージですが、それにしても手弁当ではきっとやりたがらないでしょうねぇ。
さらに当番町内会長がなぜそのお役所OBの指導?に従順になっているのか?の理由にも、そうなる「力学」があるように思われます。

もしかしたらそれらの力学は、一般には払われていないと思われている「お金」がエネルギー源かもしれないし、そうではなくて地域の名士になれるという健全?なものかもしれませんが、私は来年、町内会の横に位置する「お役所の外郭団体の下部組織の支部」の役員に内定しましたから、上述「力学」の謎が解けるかもしれません。

それで「町内会長って、けっこうオイシイはなしじゃないのぉ!」って思えれば、次回の町内会当番役員がまわって来たときには、渋々のふりをして町内会長に就任したいと思います。

そうでなければ町内会を脱会いたしましょう。
今の私のところの町内会に限っては、住民目線ではほとんど必要性がありません。住民ニーズは「地域会員制フィットネスクラブを」みたいなことです。
それでも旧来の町内会を抜けられない理由は、もし脱会したら「町内会に加入している人から嫌な顔で見られるから」というのが参加を続ける負のモチベーションになっています。
タグ:町内会

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posted by 大庭夏男 at 12:30| Comment(6) | TrackBack(0) | リタイア後の生活 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 町内会の連合会の会長は結構行政にも顔がきくし、ある種圧力団体(選挙を含め)にもなります。
かつての仕事では首長と年に数回会食する場面があったのですが、この連合会長との会談を皆さん苦痛にしていました。

 町内会の仕事の多くは行政の下働きです。行政もコストを下げると同時に嫌な住民との顔合わせ(行政職の人は近所のおばちゃん、おじちゃんに頭が上がらないため接触を嫌います)を避けるためです。

 都内では町内会はほとんど機能していません。今までは行政のお知らせは新聞に折り込んでいましたが、若者を中心に新聞を取らない人が増えたので最近はネット配信も増えています。今後は、紙媒体は高齢向けとし、ネットを中心とした個人とのつながりに力点が移りますから、町内会の役割はさらに減っていくでしょう。

 大庭さんのような年齢、経験の人はこの懸け橋(行政と住民、高齢者とこれからの人、情弱者と普通の人)として行政からは期待されるでしょうが、無償では無ければよろしいのですが。
Posted by 川ちゃん at 2016年11月26日 21:07
私の住んでいる場所では町内会長は市議の方がやっています。
まあ、そういうポストの方なので、もともと地元の名士のようですし、名前が売れてなんぼのご職業です。見た感じ、町内会活動はほぼ手弁当だと思います。
ただ、町内ローカルで決まることには、少なからずいかにも政治家的に自分にも利があるように事が運びます。(あまり具体的には書けないですが)まあ、汚れ仕事を受けてくれる代わりに地元のボスであるのだなと。
都会から越してきて20年くらい経ちますが、今の所に来て初めて、地方の政治の力学というのを知りました。

また会長以下、役員の方々も年度末の改選の際は予め取り決めたようにほぼ同じメンバー(皆地元の名士系の人達)がなります。
数年に一回の当番でなった殆どの人は、当然異議無しでスルーしますが、たまに空気の読めない人が、役員改選のプロセスが明確でないなどと食いついたりします。だったらお前が立候補しろよと、内心。

まとめますと、町内会活動は、ある一線を超えて職業的にやれば大きな付加価値(というよりまさに仕事)になりますが、それを超えないとボランティアかなと、個人的には感じております。
Posted by at 2016年11月26日 23:11
川ちゃんさん、

>町内会の仕事の多くは行政の下働き・・・
まさに町内会活動とはそのようなものだということが良く分かりました。住民側から見ると「忙しい中を無償で“やらされている”」感は必然的に湧き上がってくるでしょう。これじゃ。
反対に行政側から見ると、なんとしても町内会活動を是が非でも存続させたい理由が手にとるように想像できますね。
地域内でウルサイことを言う人をなだめてすかしておさめる仕事をして欲しいだろうから、きっと「好きな人集まれ」式の地域サークル会では行政ニーズに応えられないでしょう。

ただ、私の住む地域で、ほんとうに上述の仮説が正しいのかどうかを調べながら、実際をスクープしてみたい、というのが私の興味です。
別な言い方をすると行政はどのような手段で町内会をまとめているのか、手なずけているのか、そのマネジメント手口を知りたいです。
Posted by 大庭夏男 at 2016年11月28日 09:50
>町内会長は市議の方がやっています。
これはスゴく筋金入りの町内会ですね!
市議だったら「地元に利益を持って来れるだろう」と住民もさぞかし期待することでしょう。ただそういう住民の代表が選挙で選ばれた人ではない、というところが「空気を読む世界」みたいで不思議。しかし一方、多数住民がそれで納得しているのは、日本の世の中を想像すると「不思議ではないな」という気もします。


>政治家的に自分にも利があるように・・・
おもしろいですね!
私の地域にも似たようなことがあるのか無いのか、ますます興味が湧きます。
Posted by 大庭夏男 at 2016年11月28日 10:03
二番目の投稿の、らきと申します。
先日は無記名で投稿してしまい失礼しました。

川ちゃんさんへのリプに関しても少し思った所があり、再投稿いたしました。
行政側としては、うるさい町会をどうなだめるかというより、うるさい所や非協力的な所は、放っておく、というのが本音ではないでしょうか。
むしろ私の地域のように行政への発言力がある地域や、住民が行政と正しく対話している地域が優先的に行政サービスを施してもらえるのが実態ではないかなと。(それが地方の政治の力学を実感した例の一つです)
子育てや福祉の施設が充実したり、公園のメンテが早かったり、LED街灯が新設になったり、、、するのがそういう地域なので。。。

多少、はすっぱで、狭い地域での私的な見解のため全部が正しいかはわかりません。ただこのトピと関連の自治会ネタ、いかにも日本的な話で、身近にシンクロして読め、毎回色々考えさせらております。
Posted by らき at 2016年12月02日 01:42
らきさん、

>住民が行政と正しく対話している地域が優先的に行政サービスを施してもらえる・・・
行政から見て“かわいい”地域がかわいがられる、と考えるとガテンもいきます。そういうことなのかもですね。
「かわいい」とは多分、よくいう事をきいてくれる地域の人達ということだと想像するので、私の住む地域でもきっと町内会長などの上級役員は“かわいく”振る舞っているのかもです。
もし私の今後の観察でそういうことが分かったら、それはそれで収穫です。

しかし「かわいいヤツ」と思われて、それで得するのは気持ち悪いけど、まだいいけれど、
「よく言うこときくヤツ」だと思われて、楽しくないことをなし崩し的にやらされるのはまっぴらです。私の住むところでは、なんだかそんな気配がします。だから注意しなくては。
Posted by 大庭夏男 at 2016年12月02日 14:34
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