2017年12月12日

夢を聞かされるのなら気楽だが、いきなりリタイアの計画ばなしは禁句

一昨日、はじめて私のアーリーリタイアばなしに興味を持ってくる人物が出ました!
その人、まだ34歳。数年前に第一子が生まれて、まだまだ家庭生活が楽しくてたまらない時期だと想像できます。

その彼が「大庭さん、どうやってそんな事が・・・」と興味津々で私に聞いてきました。こういう反応は未だかつてありません。銀行や証券の営業の人を除き、私がアーリーリタイアしたことを聞くと大半は仏頂ヅラ。ニコニコする人は60歳にて定年リタイアした人だけで、しかも定年リタイア組の方々は既に自分のスタイルができているから私もそんな同類項とみられるだけ。

しかし彼はどうも違う様子。私は『これは危ないかも・・・』と察知して、彼にはアーリーリタイアへのテクニカルなはなしはしないことにしました。この歳からイメージされる生活で、アーリーリタイアに興味を持つのは得にならないと考えたからなのです。

代わりに私が言ったのは・・・
将来の「夢」を奥様に語ったらどうか、にしました。

彼には奥様がいて、子供も二人いて、もし奥様が標準的日本人だとするならば、今の時代では旦那の転職に備える心構えが精一杯で、早期退職の可能性はゆめゆめ考えてもいないことでしょう。もしそうだとしたら、いきなりリタイアについて奥様に語ることは危険過ぎます。もしかしたら現在会社員の旦那を持つ奥様にとっては「将来はアーリーリタイアして・・・」などという枕詞とともに第二の人生の夢を語ることは不信感を持たれる要因となり、このような話は避けるべきだろうと思います。

彼にはそういうことを言いませんでしたが「将来なにかしたい事はあるの?」と聞いてみました。彼は特に今それを考えているわけではなく、私がやっているライフスタイルがなぜできているのか?に興味があったような感じでした。

「なぜそんな暮らしができるのか?」
彼はそこに興味があったようなので・・・

私は既に今後の暮らしに必要なお金は貯めてしまったこと、
その額はあまり大した額ではないけれど、その金額で足りる生活を確立させたこと、こんなことを私は言ってみました。

「そんなこと言うけど、どうやってそういう生活ができるの?」と彼は聞くから、
「節約だ」と私は言いました。

「節約って、どんな?」とまた彼は聞くから、
「例えば今日の町内会餅つき大会みたいな地域の仕事に出ていれば、やることがあって、面白いけど、お金かからないでしょ」。
彼にそこまで言ったところで、彼が餅つく出番になったので、はなしはおしまいになりました。

もう少し話が進んだら・・・
アーリーリタイアするとかしないとかの話題じゃなくて、遠い将来という前提で「〇〇の仕事をやってみたいなぁ~」みたいなはなしを奥様や、やや成長した子供に機会あるたびに繰り返し語るのはどうか、と進言したいと、私はそう思いました。

スキューバダイビングのインストラクターとか。。

こういうのは「仕事」だから、それを語ったところで仕事を辞めて自宅でのんびりぐうたらアーリーリタイア暮らしとは思われません。たぶん転職の一種かと奥様や子供さんは想像するでしょう。しかもまだまだ遠い将来のはなし。。

その「夢ばなし」に慣れてきた頃、実際にスキューバダイビングに家族を連れて行き、スキューバダイビングのインストラクターって、こんな仕事なんだ!でもコレって会社員じゃないよね。だけどまだ先だから「もしあなたがこの仕事始めたいのなら、せっせと働いてお金貯めなきゃね!」と反応されるでしょう。そうなったら第一段階成功!です。

そうしたら実際にせっせと頑張って働いてお金を貯めることができるのです。
まだ怪訝な奥様も、なーんとなく貯蓄に協力してくれる体制ができてきます。
その後も何度も家族でスキューバダイビングに出かけ・・・家族もやがて「いつかお父さんはインストラクターになる日が来るのか・・・」と受け止めることができるでしょう。

その日がまだ50歳代なのか、70歳になってからかはあまり重要な課題ではありません。歳よりも体力、気力、財力、チャンスの問題です。
「もう今をおいて機会が無いかもしれない」と思った歳と、会社を辞める客観的なチャンス、例えばリストラに遭った、定年になったなどのときが重なったときに辞めてセカンドライフに移ったらどうか。

私は彼にはそう言いたかったのですが、
餅つきの後片付けをしている間に彼の姿はもう見えなくなり、続きのはなしはありませんでした。

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posted by 大庭夏男 at 11:47| Comment(0) | 好きなこと探し | 更新情報をチェックする

2017年10月12日

ボランティア団体にも!?あの老害が

先日とあるセミナーを受けてまいりました。
そのセミナーはとある老舗ボランティア活動団体が主催する権威あるセミナーで、個人のみならず企業からも「おまえ受けて来い!」みたいに無理やり?の受講生もチラホラするセミナーです。

そのセミナーの内容は・・・が今日の話題ではなくて、その老舗団体メンバーの話を漏れ聞くと、かなりドロドロした実情が見え隠れするのでした。老舗企業、特に大企業で蔓延していると言われる大企業病、その一部の発生原因かもしれない「老害」はもはや否定できないでしょう。

会社を辞めて「これからはボランティア活動に」と胸膨らませる人は要注意かもしれないし、真逆にそういう原因になっている人物の悪口を肴に酒が飲めるという、かつてサラリーマン時代の定番的一杯飲みが、またボランティア活動で復活できる至福にもなるかもしれません。少なくとも上述セミナー後の飲み会あたりでは、この話題で酒が飲めたことは事実なんです。

ボランティア団体では「上司」というものは存在しません。
理事とか役員はいますが、有償ボランティアと銘打ってやっているところは知りませんが、手弁当のボランティア活動では指示するのではなく「お願い」してメンバー達に動いてもらう。こういうスタイルで活動するのが基本です。

誰が無償で仕事を「指示」されてやりたでしょう。そんな人いるわけがないじゃないですか。と、こう考えて良さそうです。

ただ、活動を続けていると「これって指示じゃん!」と実感させられる場面にぶち当たることがたまに勃発します。私の経験ではこういう「タダ働きの指示」を吐く人にはいくつかの例がありました。
ひとつはどこか別の団体からお金、つまり給料をもらいながら派遣されて来る職員ぽい人。こういう人は会社の延長センスで働いているみたいだから、迷いもせずボランティアの人に向かって指示を連発する傾向がありました。こういう人が運悪く団体に居る場合は相手にせず、会わず、指示が来たらウソでもいから理由をこじつけて断り、決して言う事を聞かないようにしていれば、やがて派遣期限が来てどこか行ってしまいます。まあできればこんな人のいない団体を探して入会する目利き力も要るかもしれません。

もう一例、困ったのが上述「老害」による「指示」の勃発です。

メンバーの中には必ず年長者がいます。と言っていいでしょう。そう言う私も年長者ですからいずれ老害をまき散らす問題老人になる可能性があります。私自身も自分で気づくことですが、老人になったらガンコ人になり、直情的になり易く、自分の価値観と違うことは受け入れ難くなってきます。これは老人になって脳の中の前頭葉の働きが悪くなることで起きる現象だと、そういう解説がネットをググると書いてありますので、私自身も前頭葉が劣化してきているのかも知れません。そんな気がします。

前述の老舗ボランティア団体には重鎮にそういうガンコにして確固たる価値観を持った人物が君臨し、時代に合わんと多くのメンバーが感じて「変えましょう」と口に出して言っているにも拘わらず、それを許してくれないという憤懣が渦巻いているらしいのでした。

ボランティア団体の重鎮がこのようだと、メンバーはたいへん困るそうです。
当然会の規約はあるのですが、規約にはそう細かいことまで決めているわけでなく、運営の方針は話し合いで決まることなのですが、それは多数決で民主的に決まるものでもなく、声の大きさと権威の高さの重みがモノを言い「こん感じで行きましょうか」とだいたい合意したことがたった一人の重鎮によってひっくり返されることが勃発するらしいです。

「ひっくり返されることが勃発するらしい」などと他人事で書きましたが、そう思うと我が所属組織でもそういう事は起きます。

こういうことが頻発するとボランティア活動はどうなっていくのか。。
やがて活動は途切れがちになり、究極は開店休業がすっと続くようになります。そして重鎮がやっと辞めたり、もうろくして出て来なくなった頃、また徐々に「やれやれ復活」できる場合か、会の消滅になります。

私の観るところ、ボランティア団体のライフサイクルはこのようなもので、みんなが意気揚々として活動を楽しんでいる設立から十何年間が花の山で、その後は活動の中身が十年一日のごとくなーんにも変わることなくつまらなくなり、来る人が減って晩秋の寂しさみたいなムードが漂い始めてきます。まあここら辺が節目なのでしょう。

それを過ぎて、こいつはヤバイぞと「新しことを初めて時流に合った・・・」と誰かが重い腰を上げ、重鎮も「そうだそうだ、じゃ君やってくれ」と自分じゃやらないで誰かを焚き付け、しかしやり始めた事を目にした重鎮が「そんなのダメだ」と言った一言でまた晩秋のムードに逆戻りして変わることができない。と老害のおかげでこうなります。
どうも上述老舗団体メンバーのグチを酒飲みながら聞いていると、そういう景色だということが分かってきました。

そんな話を飲み会で私ども参加者に聞かせながら、彼ら老舗団体メンバーは、なんだか『あなたがたも積極的にこの団体の運営に参加して、会を変えてみたいと思いませんか』と言いたいような、というか、顔にそう書いてあるようなのですね。

もちろん私はそういうのお断りです。

変えるんじゃなくて、一旦潰してリセットして、まったく別の団体がイチから始めるのがいいと、私の価値観はそう言っています。でも他の誰かから私を見たら、アイツの考えはいつもそうだ、と、きっとそう思われているのでしょう。「コレしかない!」と言いだすようになったら自分の老害を疑ってみるべきです。

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posted by 大庭夏男 at 14:00| Comment(6) | 好きなこと探し | 更新情報をチェックする

2017年09月26日

足掛け70歳にして再就職した男のはなし

私が所有する東京の自宅近くに住む、ご近所さんの知人男性が、先ごろ70歳目前で再就職して給与所得者になりました。私自身はもう会社に就職して勤めるということは興味も関心も無いところなのですが、一般には終生勤め人でありたいとするムードがあるので、何かの参考になるかと思い彼の経緯を整理して、どこにそんな恰好で高齢者再就職のキッカケが落ちているのかを書くことにしました。

ご近所さんの知人男性の最近の仕事は行政書士でした。以前はたこ焼き屋をやっていたことも、1990年前後のバブル時代はナイトクラブの従業員を確保する仕事などをする総務部長職をやったことがあるとの話で、いわゆる一流企業のような会社には勤めたことが無いから「俺はカイシャってもんが分からない」とは言っていましたが商売や経理のテクニック、人集めなどの職人?という感じの方です。

足掛け70歳とはいえ想像する70歳男性のイメージよりは若く見え、59歳の私と一緒に駅前の居酒屋で飲んでいるとき、おそらく周囲の人は同年代だと思う事請け合いです。

そういう彼はこのところずっとある社会福祉法人の立ち上げ業務を行政書士の立場で請け負って面倒みていたのだそうです。
行政書士の仕事をやっているのだから、特に勤める必要はありません。報酬は得られるし本人と奥様は既に年金受給しているから生活に不自由はなく、本人も「また今日仕事入っちゃったんだよなぁ」などと言って私との一杯飲みに行けなくなったことを悔やんでいることもありました。行政書士は自営業だから仕事のある日もあれば無くて飲みに行ける日も多いのです。

そういう自由を愛す彼は、最近事もあろうに仕事先の社会福祉法人になろうかという団体の職員になってしまったらしいです。その経緯は、社会福祉法人になるためにはさまざまな職員を確保する必要があるのだそうですが、一番頭を痛めたのが経理と経営を管理する担当職の採用だったらしいです。経理担当として帳簿はできるけどそれだけではダメで経営に対して助言できるようでなければいけないのだそう。しかし今のご時世でそういうマルチな人材をまだ名も無いような団体で採用するのは難しく、しかもフルタイム勤務でありながら、そう多くの仕事量まではありません。せいぜい毎日2,3時間の仕事量があるかどうかでありながら、一方社会福祉法人に成りあがるためには常勤での職員が必要だということでした。

それで結局は団体の理事長から「あなたがやって欲しい」と言われることになり、いろいろ話し合った結果とにかくそうしないと社会福祉法人は立ち上がらないから引き受けたという経緯だそうです。

勤務は月曜から金曜まで毎日で週5日勤務。つまりフルタイムです。その代わり仕事がそう無いから午前11時から午後3時までで途中一時間休憩もアリの一日3時間勤務だとか。これで月に15万円ぐらいの給料を受け取ることで調整しているらしいです。

彼はこのようにしてまた勤め人になる決心をしたのですが、そのために行政書士の仕事を今後どうするのか?悩ましいらしいです。毎日3時で帰宅するからその後に副業としての士業をやるのか、あるいはもう勤めだけとするのか。

私はそれを聞いて、勤め人は毎日出勤しなければならないけどその代わりキチンと給料が受け取れるから安定していていいけど、あなたの場合は今まで仕事取ってきてナンボの世界、つまり狩人みたいな暮らし方をしていたから、そういう稼ぎ方と比べたら刺激が少なくて退屈するんじゃないかと言ってみました。
それに対して「まあ、なんとも言えねえなぁ」としか彼は言いませんでした。しかし彼の奥様はなんだか嬉しそうでした。「この歳になって再就職なんてねぇ!!」みたいに声が弾んでいたのが印象的でした。

彼が再就職を果たしたのは偶然もあったけど、経理と、たこ焼き屋やナイトクラブの人材集めなどの経営現場の経験が有ったから、それを買われたから雇われたのではないかと私は思います。定年退職後に複式簿記の資格を所得しましただけだったらきっとダメだったでしょう。

こんな話で酒飲みながら盛り上がって話をしている最中、私は厚生年金保険はどうするの?と彼に尋ねてみました。
彼は「詳しくしらねぇなぁ、きっと払うことになると思うよ。だけど今だってそういう年金もう受け取っているんだよなぁ。払ったらその間受け取れないってことになったら嫌だよなぁ。」と年金のことはよく知らない感じでしたが「ま、厚生年金は保険料が勤め先と折半だし、俺が死んだらウチのカミサンの受け取る遺族年金増えるから厚生年金保険料払っておきゃあ、いいんじゃねぇの!」とも言っていて、さすがにあまりお金には困っていないんだなぁという実態を彼は覗かせました。

ネットでササッとザックリ調べてみる限り、勤め人にカムバックする場合は70歳までは厚生年金に再加入しなければならず、その先希望すれば75歳だろうと80歳を越してでも厚生年金には加入できるように最近制度が変わったらしいです。
私は東京の自宅へ関西の自宅から3,4か月に一度行くので、そのタイミングでまた彼と酒を飲みながらその後の仕事の話を聞こうとおもいますが、きっと彼は勤め人と行政書士の仕事を二股かけてやるだろうと思います。なぜなら彼はいつも酒飲みながら「なんか面白れぇはなしないか!?」と、ニュービジネスの発掘について余念がないから、きっと立派に立ち上がった社会福祉法人の職員で毎日ピストン運動のように自宅と職場を行き来するだけでは退屈で嫌になってしまうだろうと思います。

だけどしかし奥様の喜びようは、いつもは真面目な顔立ちなのが満面の笑みを浮かべていたのが印象的で、勤め人というのはそれだけ価値があるもんだなぁ、と改めて思わされました。

まあとにかく、このような経緯で就職できたので、ふつうに会社に面接しに行って採用されて勤めるのとは入口が違うので「即戦力」というより「即要人」になれるのでしょう。めでたい話です。

テレビ番組を見ていると「俺、アイツとは知り合いで、たまたまアイツが『俺の会社手伝わないか』と言うから、それからすっとここで働くようになった」みたいにインタビューに答えている人が登場するのを見ることがありますが、きっとこのパターンは上述の行政書士の隣人知人と同じパターンの再就職の一種だと思います。

それで、こんなパターンの再就職は、なんだかその後楽しく仕事ができるような気がしました。

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posted by 大庭夏男 at 14:08| Comment(0) | 好きなこと探し | 更新情報をチェックする


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