2013年05月28日

「○○日本人会」を立ち上げる型の海外ロングステイ成功モデル

タイのバンコクに9日間滞在しました。
今回の旅行で一番の興味は「バンコクに居る日本人ロングステイヤーが普段何をしているのだろうか?」でした。現地で会った方々は、会社を定年退職後にいろいろ検討の結果、バンコク住まいを決定した人達でしたから、彼らがバンコクに魅力を感じたことは共通なのですが、話を聞いているうちに「ああ、こういうアプローチもあるんだなぁ」という発見がありました。
“発見”と言うのは大袈裟ですが、日本でやるより海外でやった方がいいかもしれない?一種のボランティア活動をするために海外ロングステイするというやり方。つまり日本人会を設立して運営するという“バンコクに居る日本人ロングステイヤーが普段していること」があったのです。

今回バンコクで会ったご夫婦は“タイロングステイ日本人の会”の理事をしている方でした。ネットで見ると、バンコクではその会の他にも日本人会があります。バンコク以外の都市にも例えばチェンマイ日本人会などがあります。つまり日本人会はけっこういっぱいあるのです。日本人会は文字通り「日本人の集まり」ですから、基本は同好会なのでいくつあってもOKなのでしょう。そのご夫婦の場合は、日本企業からの海外駐在の経験と知識、それに会社員時代に築いた日本やタイの政府機関関係者や企業関係者との豊富な人脈をバックに、そのロングステイヤーの会の理事をされていると拝見しました。

日本人会はボランティア活動の一種。ボランティア団体を作るなら何も海外まで行かなくても可能です。しかし「日本人会」というボランティア団体を海外で始める利点はいろいろありそうです。
1.参入理由のハードルが高くない(だろうと思う)
日本の“ゴルフ仲間の会”のような“仲良し会”が海外では日本人会として機能する可能性があります。ゴルフに限らずテニスや社交ダンスなど“一人ではできないレジャー”はたくさんありますので、その仲間集めをしたら人は寄って来るでしょう。海外ロングステイヤーの中には私のように単独行が好きな人もいますが、海外で日本人仲間と行動したい人も半分ぐらいはいるでしょうから“仲良し会”はそういう人達の受け皿になります。しかも海外ではそのような場が少ないし、情報提供も限られているからネットで「なんだか日本人の会がある!」と分かったら、自然に人が寄って来る構図ができる可能性があります。

2.自分で「日本人会」を立ち上げたら、すぐに理事長になれる
私は「日本人会は一つしかないもの」と勝手に思っていましたが、どうも「いくつ日本人会があってもかまわない」ようです。海外の一つの街にいくつも日本人会があるとややっこしいと思うかもしれませんが、ステイヤーから見ると、会の雰囲気やメンバーとの相性もあるから、複数の日本人会がある方が好都合でしょう。
さらにもう少し的を絞って「バンコク○○県人会」や「○×大学バンコクOB会」、「□△株式会社バンコクOB会」も良さそうです。「バンコクに住み始めたら母校のOB会がそこに有る!」と分かったらその大学の出身者は寄ってみたくなるでしょう。大学によってはタイのみならず東南アジアから多くの留学生を受け入れているので、現地人の同窓生も寄ってくるかもしれないです。そうなったら、もしかしたらゴルフ仲間のつもりの同好会的OB会が、現地企業と日本の企業の架け橋にもなるかもしれません。そうなったらビジネスのキッカケです。リタイヤしてからそんな会の理事長になれる。こういうことが起こりそうな気がします。

3.リタイヤしても現役でいられる
そんな「日本人会」を自分で立ち上げて理事に就任したら、肩書きの入った名刺を持つことができます。新人ロングステイヤーへの支援ができれば、とても感謝されるでしょうから毎日の張り合いにもなるでしょう。そんな支援をするためには現地の事情にある程度は精通していないとダメですから、今まで会社の海外勤務経験のある国や地域などでロングステイを始め、そこで日本人会を作るのが順当な方法でしょう。
今回お会いした方もそのような経緯のようです。バンコクの駐在員経験が長く、しかも会社の重役だったそうで、かなりの現地人脈があるようです。誰かがロングステイする場合、ビザの取得、現地銀行口座開設、さらにその口座に決まった金額以上の預金をしていなければならない“ロングステイの条件”がありますが、手続きに必要な書類や口座に入れる金額もやり方によって違いが出る、ということがあるそうです。これはいい加減にも見えますが、要は申請する当人の信用状態の確かさによって運用が変わる、あるいは古い運用しか知らないエージェントもある、ということらしいです。そこで現地手続きに精通している人、かつ地位のある人の助言があれば申請はスムーズに進み易い。こういうところで日本人会理事の腕の見せ所が発揮できるわけで、やってあげた人からはさぞかし感謝されるでしょう。まあここまでの立派な日本人会を運営するのは大変ですが。

4.今後は新型の日本人会が出現する可能性があるのではないか?
私自身は「会」を作って群れるのがあまり得意ではないから今まで注目していませんでしたが、外国という限定した地で、自分の興味と経験を活かした“日課”を持てる機会の一つが「日本人会」ではないかという気がしました。そう思ってタイのみならずいろいろな「日本人会」のサイトをネットでググってみましたら、多くはゴルフ、テニス、麻雀、囲碁などをするシニア層の方々が“楽しそうに”遊ぶ場面が記載されるものがありました。サイトにシニア層が登場するのは「定年退職後に第二の人生を海外で暮らす」方々の広場が今の日本人会の姿だからですが、今後のオタク世代のリタイヤ進出を想像すると、もっとマニアックに特化した日本人会が設立されてもいいだろうと期待します。「タイの聖地巡礼日本人の会」や「タイ国鉄乗車全線制覇の日本人会」など・・・。

おそらく新たな日本人会の作り方は、海外のステイ地で気の合う、趣味の合う人をみつけて“現地同好日本人の会”を結成し、さっそくホームページを立ち上げて日々の活動を日記のように綴っていく。しだいにアクセスする人や実際に面会する人、さらには入会者が増えたら、理事や会員などピラミッドに仕立てて組織化する。途中まではこんな感じで行けるのではないでしょうか。しかしもしその会が会費を募るとかビジネスに参入するには、現地の法律に従わなければならず、ここにはきっとノウハウがあるに違いありません。そういうときは現地の老舗の日本人会のお世話になりに行く。こういうネットワークでロングステイヤーとアーリーリタイヤメントの意識高揚が図れないかと思うのです。

今回たった9日間のバンコク旅行では、あまり深いことまでは分かりませんでしたが、定番の遊び以外のことについての情報がほとんど得られないなぁ、と思いました。
そういう定番の遊び以外の情報とは、私の場合はゴルフやテニスのことではなく、街の変わった店、鉄道の車窓、昔の風景なので、そういう事を手がかりに現地で同好会をつくる、または一人ででもサイトを作ることができたら、海外ロングステイで「何もすることがない・・・」とはならないで過ごせるのではなかろうか?と思いました。


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posted by 大庭夏男 at 12:26| Comment(3) | TrackBack(0) | タイでの滞在 | 更新情報をチェックする

2013年05月14日

タイのロング&ショートステイ調査に出かけます

今週からタイ王国バンコクに出向きます。今回は今年1月に行ったマレーシア ペナン旅行よりさらに「ステイ事情調査」目的濃厚で、幸いバンコクには以前にマレーシアロングステイセミナーに参加した同窓の知人が昨年から暮らし始め、今回はその方からいろいろお話を伺える機会がありそうなので、私もできるだけ知りたい事を事前に頭に詰め込んでバンコクに行こうと思います。

それにしても、このところの円安によって現地滞在コストは高くなりそう。
今年1月にバンコクに1日だけ滞在したときの為替レートは1バーツが3.0円。しかし今回は3.5円前後と4ヶ月間で15%程度上がっています。このバーツ高はドルが同じ間の10%アップ(90円から100円に)より上がり幅が大きいです。ちなみにマレーシア リンギットも約15%高くなっています。米ドル以上の上昇は、おそらくそれらの国の経済成長のためなのでしょう?

今回は幸いにして航空機チケットが2月購入で決済済み。現地決済のホテル代と食費と行動費が15%バーツ高の影響をまともに被ります。今回のホテル代は合計約1万9千バーツだから1月相場に比べて9千円程度負担が増え、食費と行動費も1万円程度上がり、旅費としては2万円ぐらいは前回想定より増えるでしょう。しかしまあ10日旅行して2万円程度のコスト増だから困るほどではありません。むしろ交換レートの良い両替場所を見つける方が効果ありそうですから、今回そこも見てくるつもりです。

宿泊する“ホテル”は、正確にはホテルではなく“サービスアパートメント”。ホテルによく似ているけどキッチンが付いていて自炊も可能な、比較的長く滞在する人に都合のよい宿泊場所だということです。ロケーションはバンコクの街の真っ只中。今年1月にその場所は行って見ていますが、東京で言えば上野の近くの雰囲気と似た感じでした。そういう街中滞在は良いのか、リゾート地の方がいいのか、調べて来ます。

今回のバンコク旅行でやってみたいことは・・・
・タイは銀行の支店によってはタイに住んでいなくても口座が作れる!?なんてウワサを聞きましたが、本当かどうか調べる。ついでに銀行も立ち寄ってみたい。
・不動産屋に立ち寄って、部屋のレンタルの相場を見てくる。1ヶ月程度のステイでも貸してくれるのかどうかも聞いてみたい。
・バンコクのお酒事情調査。マレーシアはワイン一瓶が最低でも3千円。ビールは一番安いのが日本のビールと同じくらいの値段。それに比べてタイは安いはず。店で飲んだらいくらぐらいかかるのか?
・買い物は、今回はあまり欲しいモノが思い当たらない。予期していない楽しいモノが見つかればいいのだが。
・病院は、今年1月にかなり高級なホテルみたいな病院を見に行った。今回べつに病院巡りをする気でもないけど、チャンスがあったら他の病院や町医者なども覗いてみたい。
・バンコク市内には高架と地下に電車が走っているので、これを乗りまわってどこの何に行けて、そこが楽しい場所なのかどうか見て来たい。
・バンコク在住の日本人ロングステイヤーに会う機会がありそうなので、彼らが現地で何をしているのか観察したい。
・1月にバンコクで少し食べて『妙な感じ!』と思った「マンゴーご飯」に慣れてきたい。
・ナマズの姿焼きみたいなものをフードコートで見たので、こんどはあれを食べてみたい。
・1日ぐらいは部屋にずーっと居たり、カフェで何時間も外を眺めて過ごしたい、が、妻はそれを退屈がるだろう。できないかも。

1月にマレーシアのペナンに行ったときには、毎日のスケジュールをたてて行きましたが、かなりくたびれてしまいました。今回のバンコクは、場当たり的な行動にしてみようかと思っています。

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posted by 大庭夏男 at 15:25| Comment(14) | TrackBack(0) | タイでの滞在 | 更新情報をチェックする

2013年02月20日

入院するならこんな病院!?介護も同様の世界なのだろうか。

先月末、マレーシアからの帰路で立ち寄ったタイのバンコクで、病院を見学に行きました。
もちろん病院見学目当てにバンコクに立ち寄ったわけではないですが、バンコクに住み始めた知人から「病院に行こう!」と薦められ、案内されて、その病院に到着してびっくり。。
びっくりと言うより感心しました。

その病院はバンコク市内ナナの近くにある「バムルンラード国際病院」。
ナナは地名です。ナナよりもナーナーに聞こえる、私が会社員だった頃にすごく馴染みのある“なーなー”に近い発音だったように思います。
込み入った街中にドスンとある大きくて立派な病院です。
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タイはメディカルツーリズムに力を入れていると聞いていましたが、確かにそれを肌で感じました。
病院までの送迎バスが街を走っています。まあこれなら日本の病院でもあります。

病院に着くと、国際病院と銘打っているだけあってタイ人でない方々の姿をたくさん見かけますが、中でもアラブ系の人達がいっぱいいました。
知人の話によると、アラブの国の中には海外でも国から医療費補助が出るところがあるのだそうで、それを利用して家族ともども医療と旅行を兼ねてバンコクに来る人が多いのだとか。まさにメディカルツーリズムのユーザー支援といった粋な計らいですが、日本では羨んでもこれは期待できないでしょう。自費で来なければなりません。

ここは外国人専用の受付です。病院内のたいへん広い空間をいくつにも仕切って、国や言語別に専用の窓口があって、日本人なら日本語で受付や手続きをここでするのだそうです。実際に日本語で受付の人と会話してみましたが、流暢な日本語でした。雰囲気は銀行の応接室よりも上の雰囲気がします。
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その向こう側にはガラスの壁で仕切った広間が見えます。
有料のクラブだということです。年会費、と言っても年間数千円程度でここを使う権利を得られて、病院の待ち時間や、家族が待ち時間をくつろげるような施設がここらしいのです。
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病院の待ち時間は付き添いの家族にとっては退屈で、半日や一日待っているだけで過ごすのは苦痛ですが、こういう場所があるなら、私だったらPCを持ち込んでブログ書いていることでしょう。ちなみにその知人の体験では、病院で検査結果が出るまでに、今まで(日本では)は翌日以降までかかっていたけど、この病院では午前の検査で午後には検査結果が医者から告げられた、と言っていました。

これも病院の中です。まるでホテルのロビーのようです。
hp13022004.JPG

これは病院内のフードコート。他にはスタバやマクドナルド、その他銀行の支店などもありまして、知人は「病院に遊びに行ってみよう!と思うくらいです」だそうです。
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フードコートの隣には大きなドアがあって、そこから中を覗くと、まさに病院の廊下が続いていました。

医療費は日本とタイの物価に差があるので、日本の病院より少し安くて済むということですが、このようなアトラクティブな病院であれば入院しても家族が見舞いにしょっちゅう来たい気持ちになるでしょう。入院と観光旅行がセットにできるというのも、考えてみると合理的です。「病は気から」と言うから、そういう良い効果も出るかもしれません。
日本の国民健康保険は海外で支払った医療費も、専用のフォームで証明書をもらったら日本でのように医療費の一部が払い戻されるので、アラブ諸国並ではないけど、一応良い制度を持っています。

私の期待は、このような“良い医療と入院環境”が介護でも受けられないか?ということです。
もちろん介護されるのは今後歳とった時代の私自身です。
日本の介護も今後発展するでしょう。それと東南アジアの介護事業の発展を見比べて、コストパフォーマンスの良い方でお願いしたい、というのが私の魂胆です。

もしタイや、それかマレーシアなどで私が介護を受けることになったら言葉の壁もあるけど、その国の環境に慣れているかどうかも極めて重要になると思うのです。
多分歳とったら融通が利かなくなるだろうから「タイもいいけど今さら移り住むのもねぇ・・・」と、せっかくの海外介護ツーリズムのチャンスをモノにできないかもしれません。そうはなりたくないです。
だから今のうちに日本以外の別の国にも、普通の気分で居られるようになっておきたいと思います。

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posted by 大庭夏男 at 11:54| Comment(14) | TrackBack(0) | タイでの滞在 | 更新情報をチェックする


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