2011年10月24日

「厚生年金支給開始年齢68歳引き上げ」は、前哨戦なのか?

厚生年金支給開始年齢68歳引き上げが、実は「年金支給額削減」の前哨戦ではないか?と、今日のとあるテレビ報道番組で聞いた。
疑問は、なぜ唐突にこのような案が国民の前に晒されるのか、という点にあるという。

その話の要約は以下のとおり。

唐突に出てきた「厚生年金支給開始年齢68歳引き上げ」をは、決して簡単に容認できる内容ではなく、是非をめぐって大議論になる。

しかしいつまでも議論できるほど年金財政の余裕も無いから、もしこの案を導入するのなら、早急に決めなければならない。

したがって、議論は決裂し国会に提案する以前に消えてしまうだろう。

そうすると残った選択肢は、年金支給額を減らす以外に手が無くなる。
そのときは代案ももはや無い状況。

やむなく(ということにして)年金財政破綻を延命するにはこれ以外の手は無い!と、なし崩し的に辛口の緊急対応策である支給額削減に手を伸ばす。
このとき「唯一の対策案であった厚生年金支給開始年齢68歳引き上げを検討してきたが、反対に遭い、成立させることができなかった。」と関係者は語るだろう。

このように、将来の年金支給額削減に至るシナリオの1ページ目が「厚生年金支給開始年齢68歳引き上げ」という提案らしい。そういうニオイがするという。

だから年金受給者が打つべき対策は、
支給時期が遅れることへの対策ではなく、毎月の受給額が減ることへの対策が本命かもしれません。こうなったら現在54歳以上の先輩諸兄にも影響が出ることも予想されます。
53歳以下は、どっちになっても「将来の年金支給は減るから何とかしなきゃ」という路線は変わらないと思いますが。

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posted by 大庭夏男 at 23:51| Comment(6) | TrackBack(0) | リタイアに要る貯蓄 | 更新情報をチェックする

2010年11月11日

生活費と資金の見通し表の大雑把な説明

どこかで、金持ちを計る尺度は「円」でなく「年」である。という話を聞きました。
その意味は、
金持ちとは、収入が無くても不自由なく生活ができる人のことなので、
“一切の収入が無くなった日から、蓄えたお金だけで何年間生活できるか計算した年数が、自分の死ぬ歳までの年数より上回る人”が金持ちと言うのだそうです。

だから、すごい浪費家の場合は、何億円も持っていても金持ちにはならないかもしれないし、
自給自足している人は、ほとんどお金を使わないだろうから、「エー!?それだけしか貯金無いの?」っていうぐらいの少ないお金でも“お金持ち入り”を果たせるらしいです。

だから、お金をたくさん持つことだけでなく、いかに“お金を使わないで生活するか”も、お金持ちを測る要素になるということなのです。

何はともあれ、思ってばかりではどうしようもできないので、その計算を今から20年近く前からしてみたのです。
その結果、私の場合は52歳で一応リタイアしました。
一応というのは、多少の収入のある道は残しているのですが、それはほんの小額収入で、日々活動のモチベーションのためのものです。

その計算表に特に名前は無いのですが、仮に「ライフプランニングシート」としましょう。

ライフプランニングシートはエクセルの表計算シートです。
紙に表を書いてもいいけど、何回も中の数字をいじくりまわすので、エクセルのように自動再計算やシートのコピーができないと、扱うのがとても面倒です。
表計算ソフトなら何でもいいので、節約したい人はオープンオフィスのカルクでもOKです。

エクセルの列の一番上には今年からの年を書き込み、自分やパートナーの最期だと思う年までセルごとに西暦とか平成で年を入れます。

一番左の行には、上のセルから家族の名前を縦に角セルに書いて行き、年ごとに何歳になっているかを書き入れます。
こうすると、その年にどんな出来事があるか一目瞭然です。
入学とか、就職とか、年金支払い開始とか、特別扶養家族控除開始年 などなどが年齢からわかります。

その家族年齢の塊の下に、収入の見通しを書く行を必要なだけ作ります。
これは家計に算入してもよい収入なので、子供がアルバイトしたお金でその子が独占するお金なら算入しません。
家賃収入とか太陽光発電の収入、年金収入なども収入です。
収入は合計値を自動計算して記入させる行を収入の塊の下に作っておきます。
更に、毎年の収入累積を計算記入させる行も作っておくと便利です。

そうしたらその下に、こんどは支出を書くところを収入と同じように作ります。
食費や住居費、将来買い替えざるを得ない車や大きな家電などは独立して購入費用を書く行を作ります。
よく見えにくい税金や健康保険、年金なども書く欄を作ります。
将来に何度も無いけど、大きなお金が必要になる結婚式や葬式の費用も書く欄が要るでしょう。
この支出欄も、収入欄と同じように毎年の合計と累計の値を自動記入させる行をその下に作っておきます。

もうひとつ、貯蓄額を記入する行を書きます。
昨年末の総貯蓄額は、その行の左のセルに初期値として書いておきましょう。

ここまで出来たら、計算式を入れて行きます。
最終的に、
(前年の貯蓄額)+(今年の収入合計)-(今年の支出合計)を貯蓄額セルに自動計算記入できるようにセットすればライフプランニングシートは完成です。

あとはこの表に、どの年は何にいくら必要かなぁ。。。と考えて記入していけばいいのです。
でも将来収入をどう見込むか、
税金計算はどうなっているのか、
年金はいくら見込めるのか、
子供はどこまで進学するのか、
家はいつ買うのか、
などなど、そうとうに周到な洞察と勉強が記入のために必要です。

でも最初は山勘でいいのです。何年もこの表で執拗に人生シミュレーションを繰り返している間に、
必要に駆られてサイトで税金の勉強するし、年が進めば見通しがハッキリしてキチンと予定になって金額が明確になります。

そうやって、ライフプランをシミュレーションしていくと、貯蓄額の将来一番少なくなる時期と額が分かるので、
その額が残るのであれば、「一応何が起きてもお金に困らないな」と思える給与収入最後の年が分かるでしょう。
その年こそ早期リタイアの候補の年なのです。

でも、この計算はあくまでも早期リタイアのための計算です。
早期リタイアとは、会社の定年退職からあまり大きく早くならないリタイアです。
その頃になると、けっこう大物、たとえば子育てやマイホームも済むか目処がついてシミュレーションが正確になってくるからです。
逆に若い間は不確定要素が多すぎるかもしれないです。

私の場合は定年退職の8年前にリタイアですから、早いのかもしれないですが、
子供が早く生まれて育ち上げたし、マイホームローンも終わっているので確定要素が早く増えたのです。

具体的な説明は下の記事を参照ください
↓↓↓
http://oniwasblog.seesaa.net/article/298690574.html?1406265727

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posted by 大庭夏男 at 15:19| Comment(0) | リタイアに要る貯蓄 | 更新情報をチェックする

2010年11月10日

いくらあったらリタイアできるか?

「いくらお金を貯めたらリタイアしても大丈夫でしょうか?」
この質問の答えは実に知りたいのですが、答えることは難しいです。

通説には
1億円の現金資金とか、
死ぬまで月に30万円使えるようならそこそこの暮らしができる・・・
などの話がありますが、
実感として「それで暮らして行こう!」と固い決心をしたのなら十分に暮らしていける額だと思います。

私の場合、もっとずっと少ない蓄えのまま早期リタイアしました。
正確には早期リタイアしちゃいました、と言う方が当たっています。
他の多くの人も60歳を過ぎたら、何も備えが無くたって“リタイアしちゃう日”が来るのだと思います。

それでもみんなリタイア後に、何とか生活できているのは、使えるお金に生活レベルを合わせているからではないでしょうか。

だから、今後死ぬまで月30万円使える資金を貯めたのなら、
月30万円を使うための生活方法を編み出せば、きっとそれは自分のリタイア後に役立つことでしょう。
もしかしたら、20万円で十分だ、とか。
自分の場合は月50万ないと絶対ガマンできない、って思う人もいるでしょう。
だから万人向けの通説を、そのまんま信じて早期リタイアは難しいと思います。

そんなもんだから、
良さそうな方法は、今から先、たとえば自分が死ぬであろう歳まで、毎年・毎月何にいくら必要なのかエクセル表に書いて、収入と支出と貯蓄を計算して足りるか足りないか見てみることがイイんじゃないかと思います。

私はこの方法で35歳の時から始め、その計算が描かれたエクセル表をいじくりまわしていつなら退職できるか、まるで趣味のように調べていました。
最初はその後の収入も税金も子供の教育費も「ま、こんなもんかな!?」と山勘で金額をエクセル表に入れてましたけど、何年かそういう計算趣味を続けていく間に、皮算用が上手になって、ついに50歳前でリタイア可能だと発見することになりました。

リタイア可能という意味は、それから一切の収入が無くなっても、貯蓄と年金で私と妻が「まあ、この程度のレベルでいいや」というレベルの生活ができ、
かつ子供にしてあげなきゃ、と思う教育や結婚式の費用などが計算上賄える、ということです。
エクセル表で計算する場合、年金も収入だと考えて、収入から支出を引き算し、余った分や足らない分を貯蓄に加減算して、将来にわたって毎年計算したとき、
死ぬまで貯蓄額がゼロにならなければ、それはリタイア可能だと決めたわけなのです。

こんな表を作って、何年も飽きずにいじくりながら眺めていると、
初めて我が家において“借金より貯蓄が上回った年”が見て分かるようになります。
会社で言うと、損益分岐点を越えて、借金体質から抜け出たと年とでもいうのでしょうか。

その後借金がゼロになる年が来て、
利子返済から開放されるから貯蓄は急に溜まるようになります。

かと思ったら、子供が進学したら「ゲッ!」って思うほどお金が必要だったり、
なかなか思うようには行きませんが、
この表を眺めていることはちょうど車の運転席でスピードメーターや燃料計を見ているようで、
この先どうしたら良いかがイメージしやすくなりました。

多分ですが、中流とイメージされるフツーの家庭の消費では、
死ぬまでの将来にわたり月50万円使えるようなら、こんな面倒な計算趣味をわざわざ持たなくても、いつでもリタイヤでしても困らないのではないかと思いますが、
私のように、できるだけ早く会社生活をおさらばしたい!と望む人がもしいたら、
こんな表を作ってみたら役に立つと思います。

表の作り方は、またこんど。。

タグ:リタイア

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posted by 大庭夏男 at 12:07| Comment(4) | リタイアに要る貯蓄 | 更新情報をチェックする


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