2017年03月10日

将来の「予言」を聞いたような気がした

私がアーリーリタイアした目的のひとつに、自分が健康でいられる間に、できる限りの「好きな事」をやっておきたい!というものがあります。ただ実際に私がアーリーリタイアを決行した52歳では、自分が未来に不健康になるとは実感しておらず、一般的に日本人男性の健康寿命は70歳あたりだという情報を信じただけです。

「ま、一応70歳までの20年間ぐらいを楽しむとして・・・」
52歳のアーリーリタイア前日は、そんなふうに考え、早く楽しんでしまえ!と前向き?気分満々でした。

でも過日、今年70歳になるという友人が「歳とともに自分の健康問題が大きくなるのが分かる」と、以下のようなことを言うのを聞き、もうすぐ60歳の私も、彼の言う60歳までの実感と「そういえば、同じじゃん」と気づかされました。

今年70歳になる彼は・・・
俺の40歳代は何も健康に問題はなかった。徹夜をしたこともいっぱいあったけど、べつにそれが苦にならなかった。ただ白髪が増えたりお腹が出たことがあったけど、それ以外は30歳代とあまり変わった気がしなかったねぇ。

だけど50歳代になったら、急に体力が落ちたみたいで「疲れるなぁ」ってことが多くなったし、ふぅ・・・とか、よっこいしょ、なんて声に出るようになった。50歳代までは、まあそのぐらいだったけど。

しかし60歳代になると、早く歩けないようになってきたのよね。今まではスタスタ歩けたのが、ゆっくりじゃないと歩けなくなってしまい、それまでは他人を追い抜いて歩いていたものが、60超えたら他人に抜かれるようになって・・・

で、もうすぐ70歳の今になってさ、朝起きたらフラフラして起き上がれないじゃない。医者に行ってみたけど原因はっきりしないけど、たぶん自律神経系の問題じゃないかって言われて薬飲んでいるよ。だけどなんかあんまり良くならないのよね。だからせっかく誘ってくれたけど飲みに行けなくてさぁ。悪いけど今日は行けないよ。

なんだか今までの健康問題より一歩程度が大きくなって、たぶん70歳を目前にして、生命に直結するような健康問題が俺に起きてきたみたいだねぇ。「もうそろそろ死ぬ練習しなさい」っていう自然の教えなのかねぇ。こういう状態が続いてやがて死んでいくんだろうか・・・

と、彼は私にこんな事を真顔で私に語りかけるのでした。

このようになる人も、そうならない人も、いろいろだとは思いますが。

今60歳手前の私も、60歳までの変化は彼とよく似たもので、体力は、それに記憶力や気力も40歳代に比べてかなり落ちているような実感がします。
それに東京の通勤時間帯を歩いていると、確かに他人が私を追い抜かして歩き去っていくし、頑張って追いつこうと早く歩くと不自然な歩き方になってしまう。

以前はそんなこと気にしたことが無いだけなのかもしれないけど、実際に私も彼同様に70歳あたりで「生命に関わるような健康上の、目に見える課題」が勃発するのは、きっと私の場合もそうなのでしょう。そんな気がしてきました。

世の中には、
「気にしていると、ホントにそうなっちゃう」という現象もあるみたいだから、今回たまたま耳にした70歳目前の友人が言う話は聞き流した方がいいのか・・・

そうじゃなくて、
これから先は現実そうなのだ、と直視して終活をまじめに始めるとかした方がいいのか・・・

今までにも・・・
60歳代までは『こんなふうに生活は進んで行くだろう』と、頭で想像できているのが、70歳以降の生活については、まったく見えない白紙状態、ノーアイデアなのです。楽観的に「60歳代までと同じ暮らしがきっと続いて行くんじゃないか」と思いたいだけなのかもですが、もしかしたらそんなに現実は甘くないかもしれません。

だから今回友人が私に真顔で語ったことは、
自分の将来像の「予言」だったのではないかと、そう思います。

予言:私が70歳になったら、私の生命に直結するような健康上の課題が増えていく。
タグ:健康寿命

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posted by 大庭夏男 at 15:33| Comment(0) | TrackBack(0) | リタイア後の生活 | 更新情報をチェックする

2017年02月24日

フライトクルーの自由時間に垣間見られる「お国柄」ざまざま

リタイアメントになれば自由時間が劇的に増えて、思う存分好きな事ができると考える人が多いけど、実はそうならない! という巷の説はウソです。

やり方によって、思う存分好きな事ができるようになれます。

ただ、そのためには好奇心と、些細なことに「面白い!」と感じるチカラが必要です。

たとえば・・・
マレーシアのクアラルンプール空港で、こんな些細な「面白い!」を発見しました。
aircraft17022401.JPG

クアラルンプール空港に限らず、空港では乗客の他にフライトのクルー達、機長と副機長、それに客室乗務員の方々が連れだってこれから乗り込む便へ移動していまして、そういうプロ集団に遭遇することがよくあります。

クアラルンプール空港にはチェックインの建物からかなり離れた国際線ゲートの建物まで、電車のようなシャトルが走っていて、乗客もクルーもそれに乗って移動します。私はここでマレーシア航空、チャイナエアライン、KLMオランダ航空のクルー達と遭遇しました。

チャイナエアラインは台湾の航空会社。彼らはこの3つの国別クルーの中で、一番職業人らしいというか、静かに、私語はあまりなく、淡々とシャトルに乗っていました。あたりまえな、いつも見られる「勤務中の人」な雰囲気。カイシャの看板を背負っている!っていうムードに溢れています。

それに比べてマレーシア航空のクルー達は、もっとフレンドリー?で、CAの一人は私の横に立っていた妻に「日本行くの?」と日本語で話しかけてきました。「関空です」と妻が返事すると「わたし成田」とCAは日本語を続けるので、さらに日本語で会話し始めたら、さすがにマレーシア人CAは分からなくなって英語に切り替えてきました。そうなると妻がうまく返事できないようになってしまい、CAは横の私に英語で「○○って質問したのだが・・・」みたいに言ってくる、みたいに「今はまだ勤務中じゃないから、自由にお喋りしましょうよ」なノリ。

マレーシア航空のパーザーらしい別の男性は、私達が出発ギリギリで国内線乗り換えのため入国審査の列に並んで焦っていたら「俺もアンタ達と同じ飛行機に乗るんだが、まだ俺自身がここに居るから、大丈夫さ」と笑ってくれました。こういう光景はあまり日本国内では見られないのではないでしょうか。お国柄の違いだと思いました。

ただマレーシア人がすべてフレンドリーかというとそういうわけではなく、出国審査のとき、前に並んでいたヨーロッパの人?の搭乗券に不備があったらしく、マレーシアの出国審査係の女性は、そのヨーロッパ人を大きな声で𠮟りつけていました。たぶんあっちのカウンターに行って正しい搭乗券に換えてもらって来い!みたいなことを言われたんだと思います。

ヨーロッパ人さんは仕方なくそこを離れ、しばらくしてマレーシア航空の女性の地上職員を連れて出国審査のところに戻ってきました。そうしたら地上職員は激しく審査官に文句を言い、大声で審査官とやり合っていました。何を言い合っているのか分かりませんでしたが「この搭乗券の何がいけないのよ!ちゃんと見なさい!」みたいに地上職員はまくし立てているように見えました。

それを眺めて、私の後ろに並んでいた日本人は「やっぱりお国柄の違いが出てるよね、日本じゃもっと丁寧に、抑えてやるよね」と呟いていましたが、私もそう思います。
日本では「仕事とプライベートは別」「仕事中には仕事中の態度ってもんがあるよね」が一般的だと思いますが、マレーシアではそれは有るものの、かなり差が小さいのだろうと思いました。

この差の一番少ないのはシャトルの中で見たKLMオランダ航空のクルー達だったと思います。
彼らは機長と思われる男性も、CAもシャトル乗車中は「ここはまだ仕事じゃない」という認識を100%持っていると、私は自信を持ってそう思いました。
今まさに「バケーションで遊びに来たところ」な雰囲気で、機長のあのカッコイイ制服の前ボタンを全部外して、あのカッコイイ機長の帽子を後ろにずらしてかぶり、CAと談笑というより爆笑してシャトルの中で盛り上がっていました。

KLMには以前乗りましたが、搭乗中のCA達は決してこんなじゃなく、いつもの機内の様子でしたが、それは「勤務中」つまり「オン」だからです。
このオンがいつからいつまでか、オフはどのような時なのか、がお国柄によって違うのかもしれません。日本ではカイシャに着いたら、それ以降はどこに居ようがオンだから、たとえ仕事に着手していなくても「勤務中は仕事する態度」がアタリマエのお国柄。

でも海外では、国によってはそういうアタリマエな常識は、きっと違うんだ、ということが空港のシャトルの中でも垣間見ることができます。

こういう些細な「面白い!」の発見が「思う存分好きな事ができる」のきっかけになると思うのですが、どうでしょうか。
まあ、どう感じるかは人により違いがあるとは思いますが。
タグ:海外旅行

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posted by 大庭夏男 at 12:30| Comment(2) | TrackBack(0) | リタイア後の生活 | 更新情報をチェックする

2017年01月30日

見直す価値がある「井戸端会議」というもの

この間まで町内会は楽しいこともあるけど、町内会は無くても済むとか、役員は不満だらけだとか当ブログに書いてきました。
それは今もあまり変わりはないのですが、今まで「こんなのダメだ」と思ってきた町内会の会合が、実はその価値を見直してもいいのではないか!?と思いましたので記事にすることにしました。

そう思ったキッカケは、過日開かれた時期町内会役員決めの会合でした。

町内会にはだいたい8割ぐらいの住民が町内会費払って入会していますが、ほとんどの人は役員をやりたがりません。町内会費を二倍払って役員免除になる制度を導入してらどうですか、と言う人も居て、私はこの意見に同調します。それなら町内会をいっそ脱会したらとも思うのですが、そうしたらなーんとなく村八分になりゃしないか?とか、仲間に入って行けないかも?という不安感が働いて会員にだけはなっているお宅が、我が町内会ではほぼ全員と言って過言でもないでしょう。

そういう町内会で来期の役員を決める会合がありました。
出席した時期役員の候補者は半分ぐらいがいわゆるお年寄り。年金受給世代のリタイアメントです。足腰弱いとか、体が痛いとか、言っている声が聞こえていました。

「どうせジャンケンかあみだクジで決めなきゃならんだろう・・・」と想像しましたが、いざ会合が始まったら「それじゃ嫌だ」「自分は勤めているから重い役職はできない」「あたしはパソコンができないから」「俺は高齢者でもう免許を手放した」などなど「自分が抽選で町内会長になるのはできない」とか「運動会実行委員だけはカンベンしてもらいたい」と注文がたくさんついて・・・さあ困ったことになりました。

私の勤めた前前職日系製造業の会社では、こんな個人のワガママは絶対に聞いてもらえませんでした。「組織で個人の都合など関係あるか!バカ!」みたいに一蹴です。
前職外資系IT会社では、個人の都合を上司は聞いて多少は考慮もしてくれましたが、結局は「いろいろ検討したけどアンタしかやる人が居ないんだ。頼むね!」となりました。

だから町内会でもみんなやりたくない人ばかりなのから、結局抽選で公平に決めて、決まった人は諦めてやる・・・こんな具合に進むだろうと「お気の毒になぁ・・・」ともうすぐ任期終わりの私は高見の見物しておりましたら・・・

抽選ではなくて、話し合いで決める!という流れになってきました。このまま「できません」と主張している人が抽選によって機械的に「できないけど、やるしか道が無い」みたいな理不尽な結果になりたくない!と何人もが言い出したからです。特に上述のリタイアメント世代の方々の顔が険しいです。

それから長い長い話し合いになりました。町内会の会合は今回ばかりでなく、いつももっと早く決められるだろうことを、あーでもない、こーでもない、と話ばかりしてるのがいつも。さらに話題が脱線しておよそ関係ないところに進んでしまい、司会役の役員が「まあ、そういう話はまたあとですることにして・・・」と軌道修正することがしばしばです。この日の役員決めも、自分がいかに日々の暮らしに精一杯なのか、そういう話ばっかりの井戸端会議へと発展していきました。

ただ、時間が経つとともに、今期の町内会長や役員が「何とか決めてよ!」と説得を試みたり、「やってみたら意外と、こんなあたしでも一年できたのよぉ」とか「案ずるよりやってみたらけっこう楽しかった」など時期役員候補を持ち上げるような雰囲気になってきたところで「じゃあ町内会長はムリだけど副会長なら」と、立候補する人が出てきました。こういう人はまだ若い現役世代の方々。さすがに若いと機転が利きます。早く次善策に立候補した方が勝ち!と戦術を決めたのでしょう。逃げ遅れたのはリタイアメント世代の方々。

「アホやなぁ、こうなったら早く立候補しなさいよぉ」「ほらほら○○さん、何も立候補しないと町内会長になっちゃうやない」などと私の隣の人は小声でモヤモヤを語っています。でも高齢者の○○さんは困った顔して座っているだけです。

そうしたら「じゃあ、あたしはこの役なら引き受けてもいいけど、町内会長は絶対ムリだから」とか、激しい主張合戦の様相になってきました。「あたしも困るから・・・」と○○さんも反撃。「まあまあ、そう言わないで・・・」という今期役員で今まで大人しかった人も発言し出すなど、いよいよ会合に火がついて燃え上ってまいりました。

結局、ほぼ全員が何かしゃべり、最後にはたぶん話し合いの流れを納得したのか。「じゃあ、そういうことなら・・・」と『たぶんあの人がなるだろうなぁ』と私が予想していた人が町内会長を引き受けることになりました。

実にめでたしめでたしの結果です。

結局他薦や諦めもあったけど、全員が話し合いで議論を繰り広げて、長い長い時間がかかったけど自分が拾った役割を納得して決めることができた。こんな具合に事が運べたのは、今まで私がバカにしていた井戸端会議方式で会合が進んだからだと思いました。

少なくとも私の勤めた会社ではこんな事は無かったことです。
上司から「オマエやれ!わかったな」 本人は「チェッ・・・クソッ・・・」みたいなことばっかりでしたが、今回の町内会役員人事はこうではありませんでした。

それに、こういう長い長い「あーでもない、こーでもない」が許される話し合いは、たぶん出席している人が満足するとか、楽しめるものではないか?と改めてそんな気しました。

ふつうは、どうでみんな会合なんて迷惑だから「早く切り上げよう」となりますが、早く切り上げるための「要点だけの会議」は、会議自体がちっとも面白くありません。一見無駄話に聞こえる話をすることも許され、たまにはグチを吐くことも許容され、会合そのものが「なんだか楽しい」みたいにできる可能性がある「井戸端会議」は、私は非効率でダメな存在ではなくて「上手な井戸端会議のやり方」もあるのではないか?と思い始めています。

オマケに・・・
町内会はボランティア活動の一種ですが、

“みんなやりたくないのに、参加しなければならないボランティア”というヘンな部類です。
退屈で仕方ないけど、就職を有利にするために進学するようなことと似ているかもしれないです。

そんな気持ちで進学した学校が全然楽しく無かったら授業サボってしまうのと同じように、町内会の会合が退屈そのものだったら、誰が町内会というボランティアやるでしょうか。
こんなことを考えていたら、私が昔、高校時代に、どうやったらクラブ活動に下級生がもっと出席してもらえるようにできるか・・・と考えあぐねた時のことを思い出しました。

リタイアメントになると、子供時代に経験したことや考えたことがヒントになる場合があります。

ただ、私の町内会役員任期があと2か月で終わりになることを思うと、やっと肩の荷が降りる気分です。時期役員の方々、ホンマご苦労さまですねぇ・・・。
タグ:井戸端会議

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posted by 大庭夏男 at 13:58| Comment(0) | TrackBack(0) | リタイア後の生活 | 更新情報をチェックする


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