2017年04月21日

新人営業の面倒見をさせないでもらいたい

セミリタイアして自宅で「仕事?」をしていると、たまーに営業マンが訪問してくることや電話があります。特に今の新年度明けは新入社員の「営業研修」があるのかもしれないけど、私にとっては迷惑!

「仕事?」といっても私のは株を取り引きしたり、ブログを書くのが「仕事!」だから、誰に話しても「そんな立派な仕事じゃないんだから、せっかく足引きずって慣れない見込み客開拓させられている新人営業マンの相手してさしあげたら?」と言われてしまいそうですが、私には迷惑!

いつも春になるとなぜか「外壁塗り替えしませんか?」と来るので、たぶんその会社では新人営業マンのセールス実践教育の場が、私の住んでいる地域になっているのではないかと勘ぐっていますが「セールスに来さすなら、いきなり一人で送り込まないで、指導員と一緒に来て隣で教習したらどう?」と強く思います。

昨年は「外壁塗り替えしませんか?」と若者が来たので「もう塗り替えましたよ」と返事したら「・・・そうですか・・・」と営業マンは訝かしそうにして壁を見ていたので「西日にやられて劣化した西側壁だけ塗り替えたんだ」と説明したら「え・・そんなのアリですか?」と言いました。

私の家なんだからどう塗り替えようが私の勝手なので、この「アリですか?」という問いというか一種の非難じみた返答は、私にとってやりきれません。が、きっとその会社では、そういうときに客から叱られて、現場で打たれて強く成長して欲しいという期待があるのでしょう。でも、もしそんなことだったら私にはとても迷惑!です。

そういう私もかつて製造業企業の新入社員だった頃に、営業実習とかがありまして、バスに乗せられて遠く離れた「セールス現場」で降ろされ、「これから2時間、この一帯のお客様宅を戸別訪問してセールスして来い!」をやらされました。しかたなく2人一組で個別訪問しましたが「もっと積極的に行け!」とやらされた結果、あるお宅の奥様から「勝手にはなし続けないで!断ってるでしょ!」と怒鳴られたことがあります。1980年初頭の出来事でした。

それからそういう「飛び込み営業」は時代遅れだという風潮になってきたようで、最近では訪問してくる営業マンはめっきり減り、私の家には私の家を建てたハウスメーカーのルートセールスの人ぐらいしか来なくなりました。が、まだ春になると新人の研修で「その時だけ」の場当たり研修をしている時代遅れの会社があるみたいです。

私は営業マンが訪問して商品の勧誘をするのはダメだとは考えていません。
営業マンは客の要求にストレスなく対応して、約束を守ってくれるようなら、ニーズがあったときには「飛び込み訪問」もありがたい存在だとすら思います。私の家につけたソーラー発電装置はそのような営業マンの飛び込み訪問販売がキッカケで設置を決めました。

ただ、まだ経験少なくて客の対応が満足にできない人はいきなり一人で戸別訪問させるのではなくて、営業経験者が同席できる営業所で仕事のプロセスなどを教育して評価作業も行ってから外に行かせるべきだと思います。そうでないと相手をさせられる他人の時間を無駄に使うだけで迷惑です。

数日前には証券会社から営業の電話がありました。
「〇〇株式会社が今年上場するかもしれないとの情報はご存知ですか・・・」と、その営業マンは言うので、きっとIPO(新規公開株)の勧誘の話かな?と、その先に何かお宝情報があるのかと私は期待しました。IPOは儲かるけどなかなか抽選に当選しないから、何か奥の手でも特別に教えてくれるのか?と。その証券会社とはもう口座開設から20年以上になるから、そんなチャンスが来たのかな?と思いました。

しかし何ともその後の話が続きません。
「〇〇株式会社について何か情報あるのですか?」と私が聞くと「また明日にでも連絡さしあげたいのですが、何時頃ならいいですか」という話に置き換わり、空いている時間を伝えたら「訪問してもいいですか」と言うので「訪問はして欲しくないです。電話でお願いします」と答え「それなら電話で・・・」となりました。

でもその「明日」以降電話がかかって来ないのですね。
この証券会社の営業マンは私との約束を破ったわけです。たぶん電話口での応対ぶりから察すると新人さんではないかと思われます。
この証券会社の営業指導も時代遅れ式だったのか・・・

「現場たたき上げ」という言葉があるように、現場でみっちり鍛えられるのは新人教育として悪くないと思うけど、そういうのに一般人を巻き込まないでもらいたい。

セミリタイアして春になると、毎年1つか2つぐらいこの問題が降って来ます。
タグ:春になると

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posted by 大庭夏男 at 12:40| Comment(0) | TrackBack(0) | リタイア後の心境 | 更新情報をチェックする

2017年04月15日

「ゆるい仕事」は、実行するのがゆるくないと思うよ

過日BSジャパンの「日経プラス10」で経済コラムニストの大江英樹氏が「老後赤字は年金+月8万円で防ぐ」について語っていました。「夫婦でそれぞれ4万円づつ稼げばいいんだし、もしかしたらそこまで稼がなくてもいいかもしれません。要はどのような生活を送りたいかで必要な額が決まるんで・・・」こんなお話も。

この話をテレビで見て聞いて、視聴者はいったいどう思ったのか、良さそうだから実行しよう!と思った人はどのぐらいいるのか?私は実に興味ありますが、おそらく視聴者の大半が何だかピンと来ない夢のお話ぐらいにしか受け止めなかったのではないか??という気がします。

しかし、この手の「ゆるい仕事」のことがテレビの、しかもメジャーな経済番組の「日経プラス10」で語られるようになったということは結構なことです。「ちょこっと仕事して稼ぎ、多くを自由時間にあてる式のセミリタイア」がだんだんメジャー域に接近している傾向が見えます。

そのうち政府のやっている「働き方の改革」のひとつに「セミリタイア」も加われたらなぁ、と。

ただ、どうなんでしょうかねぇ。
上述番組では「月8万円」を聞いて、しかも夫婦だったら「月4万円でもOK」と聞いて、多くの視聴者は「たったそれっぽっちの収入でカッコつくかよ!」と思ったのではないでしょうか?しかも「月4万円」レベルの収入で済む仕事は、探すのが難しいかもしれないです。

「月8万円」は、パート勤務者の月収を下回るかもしれないし、「月4万円」のパートというのは日に4時間勤務として週3日勤務ぐらいでしかないので、はたしてそんな楽な、しかもシニアのためのパートがあるのかどうか?

仮にその「ゆるいパート」の仕事が運よく見つかったとして、現役時代は月収40万円だの50万円だったりするサラリーマンが「いい仕事が見つかった!」と喜べるかどうか?

相棒の奥様にしても「ゆるい仕事」を見つけていそいそと開始する旦那を眺めていい気持ちになるかどうか?きわめて懐疑的です。
ウチの場合も、超運よくアーリーリタイアを認めてくれた我が妻ですが、その後は近所のオバはんやパート仲間に「ご主人何やってるの!毎日家に居るなんてダメやんか!なんで早期退職を許したんよ!今度連れていらっしゃい。あたしが就職世話してあげるさかい!」なんてしばらく言われ続けたのですよ。そういうのをふつうの人は馬耳東風で「まあごもっとも、だけど俺はやらないよ」と流せるでしょうか?

私は私の家庭しかよく知らないからよそ様がどう感じ何を考えるか想像するしかありませんが、たまーに近所の方々と町内会つながりでお話すると、私ん家よりとてもとても「他人との比較」の中で、比べながら、負けまいとして、背伸びもして、踏ん張って暮らしているとしか思えない言葉にしばしば直面します。

私が軽く「・・・普段私は家に居ることが多いので・・・」なんて言うと「エ!なんで・・・どうして?」と言うか、顔に書いてあるのが見えるわけです。
そこで「私は家で仕事しているので」というと半分ぐらい納得するみたいで「そーよねー、まだお若いから」などとアラ還まる出しの私をつかまえて「若い」という表現を使うのですね。

このような普段の観察をふまえると、
60歳ぐらいはまだちゃんと仕事していないと世間様に恰好がつかない。ちゃんと仕事するには勤めなさい。しかも世間様に言っても恥ずかしくないぐらい稼いで来なさい!という奥様方の声なき声が聞こえるし、旦那もそれに応えようと考え、自らも「他にはまだ負けたくない」という自尊心も働いて・・・だから「月8万円」だの「月4万円」だのいう収入に満足することは精神上不可能だ、となるんじゃないかなぁ、と予感するのです。ふつうの人であれば。

だから「老後赤字は年金+月8万円で防ぐ」と聞いて、身を乗り出す人は限られていて、月8万円ビジネスは有望だと気付いた僅かな人と、既に老後を毎月赤字で暮らして困り果てている既に相当シニアの人々ではないかなぁ。
でも後者には手を差し伸べる受け皿があるとは思えません。

月8万円とか4万円ビジネスを安定的にやる方法は、ネットを使ったビジネスか、私は経験無いけど自動販売機を置く、駐車場に土地を貸す、不動産賃貸などではなかろうかと思いますが、ネットビジネスは「明日から月8万円」というのは無理な話で、通常長い助走期間が要るし、他の方法も土地やら物件を持たなければできません。
だからふつう?は「日に4時間で週3日勤務のパートは無いかなぁ」と探し回ることになってしまうでしょう。でもそういうの、滅多に無いと思います。

しかし、もし潜在ニーズが多くあることが判明したら、そんな「ゆるいパート」「ゆるいアルバイト」が多く現れるかもしれないですね。

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posted by 大庭夏男 at 14:47| Comment(6) | TrackBack(0) | リタイア後のお金のこと | 更新情報をチェックする

2017年04月06日

「変わったオジサン」というひとのこと

過日、親と幼児のためのアウトドアイベントの開催があり、私もスタッフとしてその場に行きました。いつもやっている、セミリタアイアして始めた里山再生ボランティア仕事の一環です。

10時過ぎにママ達数人が電動アシスト自転車にまだ幼稚園に行くか行かないかの子どもを乗せて集まってきました。

「あともうひとり、ちょっと変わったオジサンが来ることになっていますぅ」とママの一人が言うので、いったいどんなヘンなオジサンが来るのかと待っていたら、定刻に遅れること30分、そのオジサンが来ました。

見かけ、ヘンでも変わってもいません。
強いて言えば「若者をそのまんまアラフィフにしたような・・・」オジサンでした。
なぜこのオジサンをママ達は「変わった」と形容して呼ぶのか?私は探ることにしました。実に興味が湧きます。

観察してすぐ気づいたことは、遠慮が無いということ。だから変わっているのか・・・?
いつも集まる子ども達には親が一緒に来る機会が多々あります。ママの方が多いですが3割ぐらいはパパです。彼らの一様な傾向は、日本人らしくというか、自分の家でないアウェーな場所に来るもんだから、大なり小なり遠慮してモジモジしています。
些細なことでも、
「あの~お手洗い使ってもいいでしょうかぁ」とか。
でもこのオジサンときたら、
「飲み水どこ?」
「火、ここでおこしてもいい?」「あ!ダメ」「じゃ、バーナーならいい?」「なら、地面でバーナーするから風よけになるもの貸してよ」と、現場に到着するなりコーヒーを沸かす準備を始め、その淹れたてコーヒーを参加者に振る舞うことから参加し始めました。確かにこういうプロローグで会に入り込んできたオジサンは初めてで、だから変わっているのか!と私は思いました。

その後に工作っぽいことを子どもにも体験させる催しをしました。
ここでもそのオジサンは、主催者っぽく、子どもに電気ドリルを持たせ、動かし方を教え、まだ幼い子の手をとって木に電気ドリルで穴明けさせることを教えだしました。
「俺、日頃は金属加工やってるから・・・こういうこと得意なのよ」
彼の職業はどうも町工場の経営者兼職人のようでした。

しかし、イベント会場に来てすぐさま受け身じゃなくて、イベントをリードする係に加わる人は滅多にいませんから、そういう点でも変わったオジサンだと思いました。

私の父も生前は町工場で金属加工業をやっていましたが、その変わったオジサンとは全然個性が違うし風貌も違います。その変わったオジサンは職人には見えないので、私はもっと素性を知りたくなりインタビューしてみました。

するとかつては高校の先生だったと彼は言いました。
「俺、昔は学校の物理の先生やってたけど、それ嫌になっちゃって、それで辞めたわけよ」
「私も会社を辞めたんだけど、やっぱり高校も務めるのが嫌ですか?」と私。
「まあ、極端にそうじゃなくてね。ある日の会議中に『あんなマシン作れたらいいだろうなぁ』なんて思い始めたら、もう考えが止まらなくなっちゃって・・・、結局俺はそのマシンの仕組みについて特許を取得したのよ。それで高校を辞めて自分の工場を持ったわけ。分かる?」と彼。
「すると・・・あなたのお父さんが金属加工の仕事をしていて、その後を継いだとか・・・」
「いや、違う違う、思い立ったから工場作っちゃったの。ただそれだけ」
「・・・」

この辺の話まで聞くと、ママ達が変わったオジサンと評しているのも合点がいくような気になってきました。

彼の話をもっと聞くと・・・
彼の仕事は試作品製作を請け負って、ハードからソフトまで全部一人で製作するのだそうで、そうすると「誰かに仕事を頼んで、で、結局コミュニケーション不足で期待したモノを作ってもらえなかった、っていう失敗が無いんだ」「だって自分一人で一から十まで作るからね。全部納得いくんだ」だそうです。
それに、
「仕事でいいアイデア出ないときにはノマドするんだ。パソコンを持ってね。カフェなんかに行って考えるんだけど・・・こんな山の中に机があったらいいね。そこに行って一日中誰~れもいない静かな場所で考え事できるんだもんね。ね、作ってもらえない?」なんて言い出しました。

やっぱりこりゃママ達が言うように、筋金入りの変わったオジサンということでしょうか。

もうひとつ、最大の私にとっての変わったオジサンぶりは・・・
ママ達と一緒に現れたことです。
30分ばかり遅刻したけど、アラフィフだろう彼は、幼い子を持つママ達と“同格に仲良し”なのです。

これについても私は変わったオジサンに尋ねてみました。
そうしたら、
「だって、ママ友の方が楽しいじゃない!」

世の中にはこのような人も居るんだなぁ、と、この日は目からウロコの一日でした。セミリタイアの示唆にも富んでいます。

この変わったオジサン、
一言で風貌を例えるならば、
画家のサルバドール・ダリにちょい似です。

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posted by 大庭夏男 at 12:00| Comment(4) | TrackBack(0) | リタイア後の生活 | 更新情報をチェックする


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