2017年07月10日

「長」をやりたくない、いつも気楽に暮らしたい

今年から小学生の見守りをする少年補導委員をはじめました。
地域には少年補導委員会があり、町内会やPTAと並列した筋の団体です。以前は万引きの監視など「補導」イメージそのまんまの活動をしていたそうですが、もう10年以上も前からそのような警察っぽい役割は夜巡りぐらいになり、その代わりに「小学生をまとめて楽しませる」のような活動に変化してきました。私はそれが気に入ったのと、町内会よりゆるいムードだったので、今年から委員になりました。

ところがそこの委員長から私に「来年は副委員長になってもらいたいんやけど・・・」と言われ、少々ガックリ。。

聞けば今年の私の立場は暫定的なもののようで、そこの委員の肩書きは「長」のつくものか「庶務」か「会計」しか前例が無いのだそうです。だから委員長以下は数人いるけど、みんな副委員長になっていると言います。

私はそれだったらまあ仕方が無いと、その時は思いましたが、それを言われた日から毎日なんだか違和感というかモヤモヤな気分でいっぱいです。

私は正直に言うと、いつも誰かを盾にして、その背後に隠れ、気楽にしていたい!こう強く望みます。たとえ副であっても「長」の肩書きがつくと責任がかかってくる「気がする」ので、とてもモヤモヤ気分。長は避けて通らなければ責任の重圧で押しつぶされてしまいそうな悪夢を見てしまう。そういう感覚があります。

だから来年はなんとか「行事担当委員」ぐらいの肩書きを新たに新設してもらうような工作を今からコツコツ始めて、委員長をその気にさせないと!と画策しています。

昔、製造業のカイシャに勤務していた頃、課長という仕事を傍から見ていると、他人はどうしてあんなに平然とした顔で課長職ができるのだろう?と不思議で仕方がありませんでした。彼らは人事異動で、まったく別の部署から任命されて製造現場の課長に就任するやいなや、着任当日から部下100人の前でスピーチをやり、事務所ではもう何年も前から課長業をやって来たかのように、アレをやり、コッチの書類にハンコを押し、を坦々と平然とした顔でやってのけました。

製造現場では、ときに事件が起きます。
不良品が気付かずに大量に作られてしまうことがあるし、ケガも起きます。
部下の起こしたドロボウ騒ぎ、ケンカ、職場内のイケナイ関係でダンナが乱入なんではなしもありまして、そんなのいちいち関わっていたら身が持たないと思うのは私だけではないでしょう。転職した外資系ではこのようなプライベートなことに上司が首を突っ込むことは皆無でしたが、前前職日系企業では「部下の失態は上司の責任」みたいでした。

事実、課長になる前までは一流にして剃刀のようにキレる人物が、その後の課長時代に消耗に次ぐ消耗を重ね、当時第二人事部みたいな部署にいた私の前で「俺はもうまったく嫌になった」と憤懣をぶちまける姿を目撃しました。

そのとき私は、やっぱりなぁ、と強く思いました。

話は戻って少年補導委員会の副委員長という肩書きも、私はそういう過去のトラウマチックな記憶がよみがえってまいります。

そんなモヤモヤさかげんをいくら説明しても「ああなるほどね」と相槌は打ってくれますが、結局やっぱり「引き受けてもらえへんやろかぁ」となるんです。

嫌なんだけどなぁ。。

似たようなはなしを別ブログの記事にしました。長になりたくない興味がある方はご参考ください。
↓↓↓
係長や課長にならない方法考 リタ研ブログ 大庭夏男
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posted by 大庭夏男 at 11:47| Comment(2) | TrackBack(0) | リタイア後の心境 | 更新情報をチェックする

2017年06月30日

シュヴァルの話の続き

過日2017年6月17日土曜日の「美の巨人たち」で郵便配達人フェルディナン・シュヴァルが、とりつかれたように一人で石を積み上げ、33年の歳月を費やして、夢の宮殿を完成させたというはなしが放送されました。私はすごく感動し、下記のように本まで購入しました。
JosephFerdinandCheval17063001.jpg

本は絵本で、小学生向けですからものの15分で読めます。

その中に書いてあり「美の巨人たち」のナレーションでも語られていたことの内、私は次のようなことにとても好感しました。
シュヴァルは空想好きで、いつもの見慣れた郵便配達途中の景色を眺めることはしないで、歩きながらひたすら空想し続けていたこと。
40歳を過ぎてから「一人では無理だろう」と誰もが思う風変りなことをたった一人で始めて完遂させたこと。
仕事の上司や妻がシュヴァルの風変りな行いを邪魔せず見守ったこと。
仕事と「好きなこと」を両立させていたこと。

フェルディナン・シュヴァル作の夢の宮殿はフランスのオートリーヴという場所に今でもあり、「美の巨人たち」によるとピカソも絶賛したという出来栄え。ひとりで専門知識もないままにこのような巨大な芸術作品を完成させたということは、もちろん素晴らしいのですが、私が着目するのは彼の「空想好き」の部分にあります。

大庭夏男はフェルディナン・シュヴァルのようにはなれませんが、とても「空想好き」です。そこがシュヴァルと似ている接点で、その他に近所には誰一人として存在しないアーリーリタイアメントという風変りな者というのも似ていると私は思いたいです。

だからこのフェルディナン・シュヴァルという人物のことを調べて、特徴や行動を空想することで今のセミリタイアメントライフに活用できるヒントが生まれそうだと、番組を観ていて直感しました。だから忘れないように絵本を買いました。書棚に並べて背表紙はいつも観られるようにしています。

「セミリタイアメントライフに活用できるヒント」をこのような他人の特徴や行動から割り出そうとするとき、そのまんまを生かせることは殆どありません。
今までも誰かがやった、そのまんまを自分に活かそうと「真似て」みても全部失敗しました。

よく似ていても所詮自分ではないからうまく行かないのです。

「そのまんま」ではなくて、彼がやったような「感じ」にヒントを得ることができるのではないかと思います。

シュヴァルはある日、郵便配達の途中の道で石に躓いて転びそうになり、ふとその石を見て奇妙な形に興味を持ったことから宮殿造りの決心をしたエピソードが絵本にあるし「美の巨人たち」でも語られていました。

この「感じ」は、何かの日常の出来事がキッカケで、今までは何の役にも立たないと無視していたことが、実は面白いことにつながりかねない、と示唆しているように見えます。

私にもそんな出来事がありました。

私がブログを書くキッカケとなった出来事は、今から十数年前、当時の優秀な部下がプライベートで当時はまだ普及していなかったブログを既にやっていて、その記事の中で上司だった私の悪口を書いたのを私が見つけて読んだことです。
そして、確かにそれは私の悪口100%だったのですが、文章がとても上手で、素人とは思えないぐらいの出来栄えで、まるで目に浮かぶように彼視線の私が見えるような記事だったことが今でもよく覚えているぐらいです。

そういう彼のブログを読んでいるうち、ついに私もブログを立ち上げて、今に至りました。

もし私が彼にブログの書き方を教わったとしたら、きっと彼がそれを了解したとしてもうまく行かなかったでしょう。自力で独自で書きたいことを書きたいように始めたから今に至るのだと思います。

まあ、その出来栄えは、ブログの読者数からしてシュヴァルのようにはなりませんが、シュヴァルも自分の墓場のつもりで宮殿を建てたわけなので、他人からどう思われるかは、きっとまったく空想に入れていなかったでしょう。

ただシュヴァルは宮殿を作るときも石を集めるときも郵便配達するときも、いつも宮殿のことを空想ばかりしていたから偉業が達成できたと思います。
だから「空想する」ということは良いことなのです。
でも傍からそれを眺めるとボーッとしてアホに見えるし、実際私も前職時代に横の座る同僚から「何またボーッとしてるの!あなただけよ!そんなふうにするの!」と指摘されたことがあります。

そのとき私は何を空想していたかは忘れましたが、確かに仕事中に空想にふけっていました。

なので、私もシュヴァルのように、空想することが栄養源なのだ、とこの放送の日に明確に分かった6月17日の土曜日なのでした。

しかしシュヴァルを支えたのは、彼の奥さんが「変人の行動?」に対して何も口を挟むことなく、石を詰めすぎて破れた上着やズボンのポケットを繕いで協力したことです。

私の妻は「そんなことぐらい自分でしなさい!」と言いますが、
確かに私のアーリーリタイア実行計画に協力して、質素な暮らしで資金の貯蓄に協力してくれて・・・私はとても妻に感謝しています。

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posted by 大庭夏男 at 12:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 好きなこと探し | 更新情報をチェックする

2017年06月27日

アーリーリタイアリスク回避方として、妻の協力に感謝する“言葉”

アーリーリタイア志願者は、その目的を果たすためにスゴい自己研鑽と努力ばかりしているので、自分の努力は理解100%でも妻の協力はつい見落としてしまう。これがリタイア後に「妻の噴火」となっている可能性があります。

当ブログで何度も記事にした「アーリーリタイア後の妻の機嫌(が悪い)」というテーマがあります。

妻の機嫌が悪い理由は、前にも書きましたように、更年期障害や、ご近所さんの詮索(「お宅のご主人どーしたの?昼間外歩いてるの見かけたけど?」という類のもの)、亭主在宅症候群などいろいろありまして、それらが複合的に混ざり合ってしまい、噴火の規模は必然的に大きくなってしまいます。ということが言えると、記事で申しておりました。

アーリーリタイア8年目のここに来て、もう一個新種の原因が判明しましたので、ここに記録として記事化しておきます。

その新種の原因が、タイトルにも書いた「妻の協力に感謝する“言葉”」
“言葉”を強調したのは、妻がこれまで私がアーリーリタイアメント生活を獲得して安定的に継続できるためにしてきた妻の努力を、誰か他の人に向かって言葉にして「大庭妻は立派だったんだよぉ~」と“言わなきゃダメだ!”ということです。
声に出して誰かに妻の努力を褒めたたえる。ここがポイントです。

私の妻は私のアーリーリタイア構想を実現化させるために、今まで絶大な協力体制を敷いてくれていました。

まず第一歩は、住宅ローンの早期返済
以前住んでいたマンションは約2500万円を20年ローンで購入しましたが、ほぼ8年間で返済しました。それによって金利負担が大きく減り、その後の貯蓄に大きく寄与できました。私の給与は当時マアマアの水準でしたが、その給料で贅沢するのでなく、ローン返済を最優先に実行してくれたので効果絶大でした。

さらに、私が長期単身赴任で自宅不在中の子育てを一手に引き受けてくれました
私は家族引きまとめて東京への赴任をしませんでした。単身赴任した方が経済的のみならず、将来の起業(当時はそう考えていました。今も「ゆるい起業家」です??)のためにもその方がいいと考えたからです。しかし妻の負担は大きかったです。

他にもあるけど、そのような妻の協力無くして私のアーリーリタイアは成功しなかったと言って過言ではないでしょう。

これが重大なポイントに間違いありません。

しかし、当ブログでもそうですが、私が誰かにアーリーリタイアについて方法論を説明する際、誰がその具体的方法を実行したのかを言っていないことが多々ありました。聞き手は私がその努力をした、と理解してしまうでしょう。なぜなら私の口から喋る、あるいは私自身の記事で書くため、妻の努力が見えないからです。

ある日、いつもののように知人夫婦の前で私がその知人に聞かれるがままに、今までやったアーリーリタイアのための、あの手、この手を酒飲みながら語っていました。
隣に座って妻もその話を聞いていましたが・・・

帰宅後の翌日、妻の噴火がありました。

「あんたはなぜ自分の努力ことばかり人に言うのか。」「なぜあたしのことを話題に出さないのか?」「あんたがアーリーリタイアして今に至るのは誰のおかげだと思っているのか。」
この日の噴火は規模がとてつもなく大きかったです。

しかしその大噴火のおかげで、大事なことを教わりました。

言わずもがなをやめて、西洋式に、妻のことを人前で褒める!
これをしなきゃうまく行くものもうまく行かない。

こういうことを教わりました。

「妻の偉業を人前で褒めたたえる」は、心掛け次第で誰でもできることです。
でも実際にはできていません。
そのできていない理由の半分は、どういう大切さに気付いていないから。
残る半分は、そういう習慣が無いから。
だから、私のようにいっぺん妻の大噴火に遭って身に染みるか、西洋式の人前で妻を褒めたたえるを試しにやって良い反応を実際に見てみないと分からないでしょう。

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posted by 大庭夏男 at 11:31| Comment(2) | TrackBack(0) | リタイア後の心境 | 更新情報をチェックする


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